競馬ニュース 競馬ニュース

【ばんえい・帯広記念】アオノブラックが正月の大一番を飾る/藤野「ホッとしている」

帯広記念・アオノブラック (C)ばんえい十勝

 1月2日、帯広競馬場で行われたばんえい十勝8R・第45回帯広記念(BG1・4歳上オープン・ダ直200m)は、藤野俊一騎乗の3番人気、アオノブラック(牡7・ばんえい・金田勇)が快勝した。2着に1番人気のメムロボブサップ(牡7・ばんえい・坂本東一)、3着に6番人気のコマサンブラック(牡7・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは2:01.7(馬場水分1.7%)。

 アオノブラックが力強い追い上げを見せ、見事正月の大一番を制した。スタートを切った各馬は、第一障害でインビクタ、メムロボブサップがやや先行し、後続もばらける形でクリア。道中はミノルシャープ、ゴールデンフウジン、コマサンブラック、メジロゴーリキが加わり先行した。

凱旋門賞ドウデュース・武豊の足元を支えた「鐙(アブミ)」Made in Japanで“世界の頂”へ…町工場の挑戦秘話

 息を入れながらコマサンブラック、メジロゴーリキが先頭を入れ替わって第二障害へと進んでいき、一足先に第二障害に到達したコマサンブラックがしっかりと息を入れ仕掛けると、メジロゴーリキ、インビクタが続いた。各馬途中で止まりながらも1歩ずつ障害を進み、先に抜け出したのはコマサンブラック。間をおいてアオノブラックが2番手、メムロボブサップ、ミノルシャープがクリアしていった。

 コマサンブラックが先を走りゴールへと脚を伸ばしたが、アオノブラックとメムロボブサップ、ミノルシャープがじわじわと差を詰めて進出。ゴール手前10ⅿで失速したコマサンブラックをアオノブラックが追い越すと、メムロボブサップ、ミノルシャープがアオノブラックを猛追。しかし最後まで力強く追い切ったアオノブラックが見事ゴールし、帯広記念を初制覇を飾った。

 アオノブラックを管理する金田勇調教師は「帯広記念」を初制覇、騎乗した藤野俊一騎手は4度目の制覇となった。 

藤野俊一騎手は4度目の勝利

帯広記念・アオノブラック口取り (C)ばんえい十勝

1着 アオノブラック
藤野俊一騎手
「勝つことが出来てホッとしています。ハンデはありましたが、調教師がしっかり仕上げてくれていたので、このくらいの重量なら問題ないと思っていました。道中前に行く馬はどんどん前へ行っていましたが、気にせず自分のペースを考えて行きました。2番手で障害を下りた時点で勝てると確信していました。この馬の良いところは登坂力の強さ、障害を下りてからの辛抱強さだと思っています。去年のばんえい記念では失敗した部分があったので今年はその部分をカバーして頑張ります。明日も明後日も開催していますので応援よろしくお願いします」

金田勇調教師
「よく頑張ってくれたという気持ちでいっぱいです。レース間隔が空いての出走ではありましたが、そこは特に気にしていませんでした。去年の帯広記念よりもずいぶんとたくましく成長したなと感じますし、7歳世代は強い馬ばかりですが、その中でも一番力がついてきているかと思います。コマサンブラックも3着に入ることができ、とても頑張ってくれたと思います。去年の帯広記念では物足りなさを感じたレースでしたが、今回で取り戻すことが出来て良かったです。これからも頑張りたいと思います。今年もアオノブラックや他の馬共々一生懸命良い状態で出せるよう、良いパフォーマンスをお見せできるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

アオノブラック 100戦30勝(重賞11勝)
(牡7・ばんえい・金田勇)
父:ケンジュオー
母:ノリノメイチャン
母父:アサヒホウザン
馬主:青山修
生産者:山口和子

【全着順】
1着 アオノブラック
2着 メムロボブサップ
3着 コマサンブラック
4着 ミノルシャープ
5着 メジロゴーリキ
6着 キタノユウジロウ
7着 マツカゼウンカイ
8着 ゴールデンフウジン
除外 キョウエイリュウ 
中止 インビクタ

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください