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【ばんえいオークス】赤塚「すごく驚いてます」伏兵ダイヤカツヒメがV

ばんえいオークス・ダイヤカツヒメ (C)ばんえい十勝

 4日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえいオークス(BG1・3歳オープン・牝・ダ直200m)は、赤塚健仁騎乗の9番人気、ダイヤカツヒメ(牝3・ばんえい・久田守)が勝利した。2着にスイ(牝3・ばんえい・服部義幸)、3着にホクセイサクランボ(牝3・ばんえい・今井茂雅)が入った。勝ちタイムは1:20.6(馬場水分2.2%)。

 1番人気で渡来心路騎乗、ピュアリーナナセ(牝3・ばんえい・今井茂雅)は10着、2番人気で金田利貴騎乗、シンエイアロイ(牝3・ばんえい・久田守)は4着敗退。

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人気を覆す勝利

ばんえいオークス・ダイヤカツヒメ (C)ばんえい十勝

 馬場水分2.2%、ばんえい重量670㎏の定量で行われたこのレースは、道中は第一障害を勢いよく越えたダイヤカツヒメが積極的に先頭に立ち、それを見る形でサウスグリン、スイ、サツキヤッテマレ、ニシキマリンら後続が追走し、各馬ややばらけながら息を入れる間もなく第二障害へと進んだ。

 第二障害ではニシキマリンが一番手で仕掛け、差なくスーパードリーム、ダイヤカツヒメ、サツキヤッテマレ、サウスグリンが続いた。ニシキマリンが先頭で障害をクリアするが、脚色が目立ったのは二番手でクリアしたダイヤカツヒメ。下りた勢いそのままにニシキマリンをかわすとリードを広げた。

 残り20mでスイが一気に二番手に上がるとダイヤカツヒメに迫るが、残り10mを切ったところで脚色が同じになり、振り切ったダイヤカツヒメが先頭でゴール。最後までしぶとく粘りきり、2着となった2月の「黒ユリ賞」の雪辱を果たした。

 ダイヤカツヒメを管理する久田守調教師は「ばんえいオークス」をエンジュオウカンで制した2004年以来2度目の優勝。騎乗した赤塚健仁騎手は2014年にハクタイホウで制した「ばんえい菊花賞」以来の重賞2勝目でBG1初制覇となった。

1着 ダイヤカツヒメ
赤塚健仁騎手
「勝利できてすごく驚いています。先行して障害を下りてからどこまで逃げられるかと思っていたので、最後まで逃げられたのには驚きました。今日の馬場は軽くて、障害まで良い勢いで行ってくれたので馬にとっても楽な馬場でした。障害下で少し息を入れられて、うまく障害を上がってくれて良かったです。ゴール前まできっちり粘って頑張ってくれるところがだいぶ成長したと思います。今後も期待しています。だいぶ寒くなってきていますが帯広競馬場に足を運んで応援してください。よろしくお願いします」

久田師「最高だった」

ばんえいオークス・ダイヤカツヒメ (C)ばんえい十勝

久田守調教師
ホッとしました。
「赤塚騎手になんとか重賞を取らせてあげたいと思い、頑張ってやってきたので、今日は結果が出て本当に嬉しいです。赤塚騎手は完璧な乗り方をしてくれ、最高だったと思います。第二障害を上がった時から良い感じだなと思い、これなら上へ行けるのではと思いました。ダイヤカツヒメは早い競馬は少し苦手だと思っていましたし、馬場の様子も思ったより軽いと感じましたがよく頑張ってくれたと思います。いつもは有力馬にも折り合いをつけていくと障害を下りてから瞬発力が出て良いレースが出来ますが、今回はダイヤカツヒメの少し違った面が見られたのでこれからを楽しみにしています。良くなる可能性を秘めていると思うのでまた頑張ります。これからもばんえい競馬をよろしくお願いいたします」

ダイヤカツヒメ 37戦8勝
(牝3・ばんえい・久田守)
父:カネサブラック
母:グローリーレイ
母父:コマローレンス
馬主:稲谷義雄
生産者:メグミファーム

【全着順】
1着 ダイヤカツヒメ
2着 スイ
3着 ホクセイサクランボ
4着 シンエイアロイ
5着 サツキヤッテマレ
6着 アローリキヒメ
7着 ニシキマリン
8着 スーパードリーム
9着 サウスグリン
10着 ピュアリーナナセ

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