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【日本ダービー】武豊「ドウデュースと共に世界も含めて頑張りたい」レース後ジョッキーコメント

中央競馬

2022/5/30 06:07

(C)Yushi Machida

 29日、東京競馬場で行われたG1・日本ダービーは、3番人気のドウデュースが直線馬場の真ん中から堂々と抜け出し、外から来たイクイノックスを完封。皐月賞から見事に巻き返して、武豊騎手は6度目のダービー制覇となった。

日本ダービー、レース後ジョッキーコメント
1着 ドウデュース
武豊騎手
「感無量ですね。本当に嬉しいです。スタートそんなに上手い馬ではないので、ある程度想定していたポジションで並びですごく良いポジションを取れたと思いました。馬場がかなり良いんですけど、ちょっと速いかなというのはあったので、それよりマイペースで自分のペースで行こうと思っていました。4コーナー回ってくる時がほんとシビれるような手応えだったので、軽くゴーサイン出したら反応が良すぎて、ちょっと先頭に立つのが速かったんですけど、そこからちょっと若干馬も前に馬がいない状態だったので、少し気を抜こうとしたんですけど、最後までしっかりしていました。やはり頂点のレースですから、沢山のお客さんの前でレースしたかったので、今日はそういう意味でも嬉しかったですね。ダービーのこの景色は僕自身久しぶりだったので、やっぱり最高ですね。ジョッキーとしてこれほど幸せな瞬間はないですね。本当に多くの方に支えられて、応援してもらっての勝利なので、本当に嬉しく思います。ドウデュースと共にこれからも世界も含めて頑張っていきたいと思います」

2着 イクイノックス
C.ルメール騎手
「忙しくて流れに乗れませんでした。3、4コーナーでは手応えは良かったのですが、ドウデュースがもうひと伸びしててしまいました。18番枠が難しかったです」

3着 アスクビクターモア
田辺裕信騎手
「キレ勝負では分が悪いので、積極的に行きました。最後は交わされたけど良く頑張ってくれました」

日本ダービー レース写真

川田「精一杯の走りをしてくれました」

(C)競馬のおはなし

4着 ダノンベルーガ
川田将雅騎手
「リズム良く競馬が出来ていましたし、直線もスペースができてあとは伸びるだけだったのですが…。今日出来る精一杯の走りをしてくれました」

5着 プラダリア
池添謙一騎手
「ピークの仕上がりでした。ポジションを取って勝ちに行く競馬をしました。皐月賞組に割って入ったのはこの馬だけですし、秋には巻き返せるポテンシャルを持っていると思います」

6着 キラーアビリティ
横山武史騎手
「課題のゲートと折り合いを重視して乗りました。今後に繋がるレースは出来たと思います」

7着 ジオグリフ
福永祐一騎手
「課題のスタートは出てくれたけど、取りたいポジションを内の馬に取られてしまいました。体力が温存出来た馬と出来なかった馬との差が出たと思います。距離は今日だけで決めることではないと思います」

8着 オニャンコポン
菅原明良騎手
「上位の馬と同じポジションで競馬が出来ました。溜める競馬で頑張ってくれました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 5月29日、東京11Rで行われた第89回日本ダービー(3歳オープン・G1・牡牝・芝2400m・18頭立て・1着賞金=2億円)は、武豊騎乗の3番人気、ドウデュース(牡3・栗東・友道康夫)が勝利しG1・2勝目を飾った。この勝利で鞍上の武豊騎手はダービー6勝目、20代、30代、40代、50代でダービーを勝利し、最年長ダービージョッキーとなった。勝ちタイムは2分21秒9(良)。

 2着に2番人気のイクイノックス(牡3・美浦・木村哲也)、3着に7番人気のアスクビクターモア(牡3・美浦・田村康仁)が入った。

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武豊ダービー6勝目、最年長ダービージョッキーに

(C)Yushi Machida

 3番人気に支持された武豊騎乗、ドウデュースの末脚が炸裂し見事にこの大一番を制した。レースでは後方から末脚を温存する形で完全な直線勝負に。馬場の真ん中から堂々差し脚を伸ばし、渾身のガッツポーズでゴールへ飛び込んだ。この勝利で武豊騎手は日本ダービー6勝目、最年長クラシック制覇記録(安藤勝己元騎手の51歳14日)を更新し、更に最年長ダービージョッキーとなった。

武豊騎手の過去の日本ダービー勝利
1998年 スペシャルウィーク
1999年 アドマイヤベガ
2002年 タニノギムレット
2005年 ディープインパクト
2013年 キズナ

 日本ダービーを勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は6戦4勝。重賞は21年朝日杯フューチュリティステークス(G1)に次いで2勝目。鞍上の武豊騎手は同レース6勝目、管理する友道康夫調教師は3勝目。

【全着順】
1着 ドウデュース 武豊
2着 イクイノックス C.ルメール
3着 アスクビクターモア 田辺裕信
4着 ダノンベルーガ 川田将雅
5着 プラダリア 池添謙一
6着 キラーアビリティ 横山武史
7着 ジオグリフ 福永祐一
8着 オニャンコポン 菅原明良
9着 ジャスティンパレス M.デムーロ
10着 ビーアストニッシド 和田竜二
11着 セイウンハーデス 幸英明
12着 アスクワイルドモア 岩田望来
13着 マテンロウレオ 横山和生
14着 ロードレゼル D.レーン
15着 デシエルト 岩田康誠
16着 ジャスティンロック 松山弘平
17着 マテンロウオリオン 横山典弘
18着 ピースオブエイト 藤岡佑介

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