16日、中京競馬場で行われた5R・メイクデビュー（2歳新馬戦・芝2000m）で、2番人気、福永祐一手騎乗、ワグネリアン（牡2・栗東・友道康夫厩舎）が、2着にハナ差の接戦を制し見事にデビュー戦を快勝した。2着に圧倒的1番人気のヘンリーバローズ（牡2・栗東・角居勝彦厩舎）、3着にスヴァルナ（牡2・栗東・池江泰寿厩舎）。勝ちタイムは2:04.7（良）。

終わってみれば、ディープインパクト産駒のワンツーだった。ワグネリアン、ヘンリーバローズ、甲乙つけ難いハナ差の大接戦。軍配は金子真人HDのワグネリアンにあがった。共に上がりは32秒台。3着に5馬身差と2頭が完全に抜け出した。道中はヘンリーバローズをワグネリアンが見る形で先行し、ペースが遅いと見るや、スヴァルナが早めに押し上げにかかる。4コーナーから直線へ向いて大外からヘンリーバローズが先に抜け出すと、そこから一気の末脚でワグネリアンも取りつけた。あとはどっちが勝ってもおかしくない、息を飲む併せ馬で、ハナ差前に出たのはワグネリアンだった。