競馬コラム
【装蹄師・西内荘コラム】凱旋門賞メイショウタバルに“一頭入魂”…半世紀の装蹄人生でもスーパーホースは緊張する
2026/10/3 07:30
今週は日本ホースマンの悲願である凱旋門賞。私は水曜日からシャンティ入りして、翌日にメイショウタバルの装蹄をしました。
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コロナ以来、依頼されていても海外遠征にはすっかり消極的になっていた私も、少しずつ気持ちが以前に戻ってきたのかな? 海外で歓喜の中にいたい気持ちが復活しつつあります。
とりわけ凱旋門賞となれば話は別で、私にとっていちばん勝ちたいレース。今年はメイショウタバルに一頭入魂で日本を出発したのですが、空港ラウンジで食事して、機内でも3度の食事を取り、到着後にはギャロ主催のディナーと食べてばかり。
これでは少し体が重く、タバルに申し訳ないので、部屋でストレッチ運動したりして、自分も万全の体制で装蹄に取りかかりました。
こうやって一頭に集中する装蹄は久しぶり。それに半世紀も装蹄しているのに、スーパーホースは今だに緊張します。いい緊張感ですけどね。
ただ、凱旋門賞当日はロンシャン競馬場までは行くのですが、タバルがパドックを周回する頃には、栗東で装蹄を待っている馬たちがいて、それにいい時間帯の飛行機が取れなかったこともあって空港へ向かいながら携帯片手に応援、帰途につくことになりそうです。
もちろん歓喜の中にいたい気持ちはあるので、日曜の凱旋門賞をタバルが勝ってくれて、そこには参加できないですが、宝塚記念のように来年は連覇って、そうなれば今度はきっちりとスケジュールを組んでおきます。
メジロマックイーン似の蹄、ロンシャンの道悪でも
そのタバルは日本ではヤンチャなのですが、海外遠征特有の落ち着きがあり、装蹄はスムーズにできました。
これはゴールドシップもステイゴールドも同じく、海外では素直でした。状態は凄く良かったですし、期待していいと思います。
ただ、ロンシャン競馬場の馬場に合うのかは走ってみないと分からないですからね。それでもタバルの蹄はメジロマックイーン似だと思うので、道悪はたとえロンシャンでも、と期待しています。
石橋スタッフとパリで、日本人シェフによるフレンチの一つ星、エチュードで勝負飯を食べながらこの原稿を書いています。
ここの奥さまは20年来の友人ですが、凄く美味しいので、パリに来た際にはぜひおすすめです。

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