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【ばんえい・カーネーションカップ】サクラヒメ重賞6勝目…渡来「負けられないというのが正直な気持ち」

カーネーションカップ・サクラヒメと渡来心路騎手 (C)ばんえい十勝

 5月5日、帯広競馬場で行われた11R・カーネーションカップ(BG3・3歳上オープン・牝・ダ直200m)は、渡来心路騎乗の1番人気、サクラヒメ(牝6・ばんえい・今井茂雅)が勝利した。2着にスイ(牝5・ばんえい・服部義幸)、3着にシンエイアロイ(牝5・ばんえい・久田守)が入った。勝ちタイムは1:49.6(馬場水分1.0%)。

 2番人気で赤塚健仁騎乗、ダイヤカツヒメ(牝5・ばんえい・久田守)は、10着敗退。

 道中はダイヤカツヒメが第一障害を勢いよく越えて果敢に先行するが、中間点を越えたあたりでサクラヒメが位置取りを上げダイヤカツヒメに並ぶ。この2頭を見る形で後続がややばらけながら各馬第二障害へと進行。一足早く第二障害下に到達したダイヤカツヒメ、サクラヒメの2頭がほぼ同時に仕掛ける。障害の天板で苦戦するダイヤカツヒメを横目に、サクラヒメがすんなりと障害をクリアすると2番手以下を大きく突き放して一人旅。最後まで脚色が衰えることなく、他馬を寄せ付けず圧勝。昨年のドリームエイジカップに続く重賞6勝目を飾った。2着は第二障害を下りた勢いのまま、一気に脚を伸ばしたスイが入り、3着にはシンエイアロイが入った。サクラヒメを管理する今井茂雅調教師、騎乗した渡来心路騎手は共にカーネーションカップ初制覇となった。

1着 サクラヒメ
渡来心路騎手
「ここでは負けられないなというのが正直な気持ちでした。まだ体調は絶好調という感じではないですが、なんとか勝ちたいと思っていました。ハンデはありましたが重量もそこまで重くはなく気にしていませんでした。スタートの良い馬なので出来れば先行したいと思っていました。馬がしっかりと走ってくれたので思った通りに先行でき、道中も息が入れられたのであとは障害を上げるだけだと思いました。障害では少し天板で苦しいところはありましたが、力のある馬なのでなんとか乗り越えてくれました。レース前から勝つ自信はありましたが、障害を下りたところで勝利を確信しました。サクラヒメで勝ちたいレースの一つだったので、勝てて本当に嬉しいです。今年は勝てるレースでしっかり勝てるように頑張ります。これから暑くなってきますが、人馬共に頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

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今井師「装蹄師と相談しながらの挑戦でした」

カーネーションカップ 口取り (C)ばんえい十勝

今井茂雅調教師
「ハンデも昨年と違って少し楽になったので、このレースは負けられない一戦だったと思います。思ったよりこの馬のペースでレースが出来ました、少し厳しい部分はあったと思いますがここだけは取るという思いで見ていました。春先はあまり調子の良い馬ではなく、装蹄師に相談しながらの挑戦でしたが、何とか勝つことが出来てほっとしています。今年は他の有力牝馬とのハンデがあまりないので、何とかなるかなと安心しています。障害の天板も今の出来なら十分です。年齢的にそろそろ繁殖への道も考えていかなければならないので、今後の牝馬レースでも負けられないという思いで調整していこうと思います。この馬の他にも、まだまだ楽しみな馬がたくさんいますので、これからもファンの皆様には競馬場に足を運んでいただければありがたいと思います」

サクラヒメ 61戦28勝
(牝6・ばんえい・今井茂雅)
父:キタノイチオク
母:桜子
母父:ヤエノテンリュウ
馬主:城川悟子
生産者:野澤保子

【全着順】
1着 サクラヒメ
2着 スイ
3着 シンエイアロイ
4着 ニシキマリン
5着 ピュアリーナナセ
6着 アローリキヒメ
7着 ホクセイサクランボ
8着 チャチャクイーン
9着 ロングビユウテイ
10着 ダイヤカツヒメ

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