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【菊水賞】オーシンロクゼロが無傷の4連勝…玉垣師「力強く走れる」

菊水賞・オーシンロクゼロと廣瀬航騎手 (C)兵庫県競馬組合

 4月3日、園田競馬場で行われた11R・菊水賞(3歳・ダ1700m)は、廣瀬航騎乗の5番人気、オーシンロクゼロ(牡3・兵庫・玉垣光章)が快勝した。1.3/4馬身差の2着にクラウドノイズ(牡3・兵庫・坂本和也)、3着に1番人気のウェラーマン(牡3・兵庫・盛本信春)が入った。勝ちタイムは1:54.5(重)。

 2番人気で吉村智洋騎乗、モンゲーギフト(牝3・兵庫・飯田良弘)は、5着敗退。

 5番人気のオーシンロクゼロが道中3~4番手から直線で抜け出し、デビューから無傷の4連勝で兵庫3冠の1冠目を制覇した。管理する玉垣光章調教師は2015年1月の開業から10年目で重賞初制覇を果たした。2着は7番人気のクラウドノイズが逃げ粘り、3着には1番人気のウェラーマンが大外から迫った。

 オーシンロクゼロが初めての重賞挑戦を無傷で制覇した。管理する玉垣光師も重賞初勝利。「馬体が良くて、ダートで力強く走れる。期待したこの馬で奪れたのがうれしい。順調にいけば、色々と大きいタイトルも奪れる」とトレーナー。2冠目の兵庫優駿、3冠目の園田オータムトロフィーも奪取して、兵庫3冠達成をもくろむ。

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次走は西日本クラシックへ

菊水賞 口取り (C)兵庫県競馬組合

 レースは理想の展開。課題のゲートをスムーズに出ると、道中は内ラチ沿いの3~4番手で脚をためた。「絶好のスタートが決まって、いい位置につけた。最終4角までは辛抱する馬なので、それからを考えていた。追い出した瞬間に〝いける〟と思った」と広瀬航。直線に入ると逃げるクラウドノイズを上がり最速タイの末脚で仕留めた。

 デビューは昨年の11月28日と遅かったが、一戦ごとに評価は右肩上がり。ここまで4勝全て上がり最速のスピードは秀逸だ。「デビュー前から能力があるのは分かっていた。体の成長が能力に追いついてバランスが合えば、もっと走れる」と玉垣光師。次走は園田で新設の3歳重賞・西日本クラシックを予定。

オーシンロクゼロ 4戦4勝
(牡3・兵庫・玉垣光章)
父:アジアエクスプレス
母:マーティンオート
母父:プリサイスエンド
馬主:大田慎治
生産者:高橋陵

【全着順】
1着 オーシンロクゼロ
2着 クラウドノイズ
3着 ウェラーマン
4着 グランレザンドール
5着 モンゲーギフト
6着 ミスターダーリン
7着 トウケイカッタロー
8着 ホクザンバーリイ
9着 エイシンフォトン
10着 スノークローバー
11着 スターダストレイン
12着 ミナックシアター

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