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【有馬記念】武豊「メリークリスマス!」ドウデュース復帰V
2023/12/24 20:50
12月24日、クリスマスイブに行われた暮れのG1・有馬記念(芝2500m)は、武豊騎乗のドウデュースが復活の勝利を飾った。勝負どころでは抜群の手応えでひと捲り。大観衆に押されて鮮やかな差し切りだった。
有馬記念、勝利ジョッキーコメント
1着 ドウデュース
武豊騎手
「ドウデュースも私も帰ってきました!状態はすごくいいなと思っていたので、この馬のいいところを出すことだけを考えて、前半はもうこの馬のリズムでゆっくりと行って、とにかくラストの脚はいいものを持っているので、そこにかけてました。道中は少し、馬が元気良すぎたところがあったんですけど、なんとか我慢できたので。残り700mぐらいから、この馬の末脚を生かすだけ生かそうと思って。4コーナー回ってくるときの感じが良かったので、なんとかなるかなと思いました。ダービーの後、本当に苦しい思いをしてたので、この馬はこんなもんじゃないと思ってずっとここまで来て、今日の強いメンバーですけど、ドウデュースが1番強いと思って乗りました。本当にこれまで素晴らしい馬に恵まれて、今日もこういうドウデュースという名馬と共に有馬記念を挑めて、本当に幸せだなと思います。本当にいつも応援していただきありがとうございます。今日は本当にドウデュースと共にいいレースをすることができました。やっぱり競馬はいいなと思います。今後皆さん応援してください。メリークリスマス!」
レース結果、詳細は下記のとおり。
12月24日、中山11Rで行われた第68回有馬記念(3歳上オープン・G1・芝2500m・1着賞金=5億円)は、武豊騎乗の2番人気、ドウデュース(牡4・栗東・友道康夫)が、復活の勝利を飾った。勝ちタイムは2分30秒9(良)。
2着に7番人気のスターズオンアース(牝4・美浦・高柳瑞樹)、3着に6番人気のタイトルホルダー(牡5・美浦・栗田徹)が入った。
【写真】有馬記念を勝利したドウデュースと武豊騎手武豊騎手と3戦ぶりのコンビ
暮れの大一番で豊マジックが炸裂した。12月16日に右太腿の筋挫傷から復帰した武豊騎手はドウデュースと3戦ぶりのコンビ復活。きょうの騎乗は有馬記念のみの一球入魂で見事に結果を残した。ドウデュースは天皇賞・秋で7着、ジャパンカップでは4着と敗戦続きでまさに背水の陣。今月引退したイクイノックスがいないこの舞台で負けるわけにはいかなかった。
レースでは5番枠からスタートして後方待機で末脚を温存。直線勝負の構えで勝負どころから馬なりで進出。3、4コーナーで一気に捲っていき直線では大歓声の中で差し脚を伸ばした。ゴール前でスターズオンアース、逃げ粘ったタイトルホルダーを交わして、渾身のガッツポーズでゴール。殊勲の武豊騎手は「ドウデュースも私も帰って来ました!」とファンの声援に応えた。
有馬記念を勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は12戦6勝。重賞は2021年朝日杯フューチュリティステークス(G1)、22年日本ダービー(G1)、23年京都記念(G2)に次いで4勝目。鞍上の武豊騎手は同レース4勝目、管理する友道康夫調教師は初勝利。
【全着順】
1着 ドウデュース 武豊
2着 スターズオンアース C.ルメール
3着 タイトルホルダー 横山和生
4着 ジャスティンパレス 横山武史
5着 シャフリヤール 松山弘平
6着 タスティエーラ R.ムーア
7着 ウインマリリン L.モリス
8着 ソールオリエンス 川田将雅
9着 ハーパー 岩田望来
10着 ホウオウエミーズ 田辺裕信
11着 アイアンバローズ 石橋脩
12着 スルーセブンシーズ 池添謙一
13着 ライラック 戸崎圭太
14着 プラダリア B.ムルザバエフ
15着 ディープボンド T.マーカンド
16着 ヒートオンビート 坂井瑠星
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