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【ばんえいオークス】ルイズが3歳女王に…鈴木恵「折り合いをつけるのが難しい馬」

ばんえいオークス・ルイズと鈴木恵介騎手 (C)ばんえい十勝

 12月3日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえいオークス(BG1・3歳・牝・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の2番人気、ルイズ(牝3・ばんえい・槻舘重人)が勝利した。2着に1番人気のスーパーチヨコ(牝3・ばんえい・長部幸光)、3着にベニサクラ(牝3・ばんえい・槻舘重人)が入った。勝ちタイムは1:54.1(馬場水分1.7%)。

 道中は積極的にリードを広げるルイズを見る形でミュウ、リバティクイーンら後続馬がほぼ一団となりながら追走し第二障害へと進行。第二障害では、道中で息を入れていたルイズが障害前で止まることなく勢い良く駆け上がり、一腰で障害をクリアしていく。大きく離れてベニサクラ、スーパーチヨコと続けて障害をクリア。必死に逃げるルイズにベニサクラとスーパーチヨコが勢いよく追い上げていく。ゴール前、スーパーチヨコがルイズに僅差まで詰め寄るが、必死に粘りきったルイズが逃げ切ってゴール。見事、3歳女王の座に輝くとともに嬉しい重賞初制覇を飾った。ルイズを管理する槻舘重人調教師はばんえいオークスを2018年のミスタカシマ以来2度目の制覇、騎乗した鈴木恵介騎手も同年のミスタカシマ以来5度目の制覇となった。

1着 ルイズ
鈴木恵介騎手
「いつもは道中でなかなか折り合いをつけるのが難しい馬ですが、折り合いがつけばなんとかなると思っていました。脚をためている状態を長く保てたので良かったです。障害を上りたがる馬なので、それを想定して障害の手前で多く息を入れて、馬の行く気に任せようと思っていました。ゴール前で外の馬が追い込んできたのが見えたときには、厳しいと思いましたが最後までよく粘ってくれました。レース後も勝敗がわからない感じだったので勝つことができてほっとしました。これからもルイズ号共々頑張りますので応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

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槻舘師「ドキドキハラハラ」

ばんえいオークス 口取り (C)ばんえい十勝

槻舘重人調教師
「勝ててホッとしました。ルイズは厩舎にいるときや調教時は普通で利口な馬なのですが、レースになると気持ちが入ってしまい、前に前にと進みたがります。いつも道中の折り合いがつかなくなってしまうので今回もその点を心配して見ていました。コンディションは絶好調というぐらい調子が良くて、良い状態で走れたと思います。重量が前回のレースよりありましたが、よく止まらずに頑張って障害を越えてくれたなと思います。ゴール間近はドキドキハラハラでゴールするまで心配でした。重賞を取れたのが数年ぶりだと思うのでうれしいです。本日はありがとうございました、これからも応援よろしくお願いいたします」

ルイズ 37戦10勝
(牝3・ばんえい・槻舘重人)
父:マルニセンプー
母:ヒカルゴゼン
母父:ニシキダイジン
馬主:奥泉愛子
生産者:奥泉愛子

【全着順】
1着 ルイズ
2着 スーパーチヨコ
3着 ベニサクラ
4着 ミュウ
5着 タカラヴェルベーヌ
6着 ゴールドクイーン
7着 アバシリモミジ
8着 リバティクイーン
9着 ココロホマレ
10着 バンユウジョオー

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