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【天皇賞・春】キタサンブラック連覇達成!武豊「この馬しか耐えられないタフなペースだった」
2017/4/30 15:43
30日、京都競馬場で行われた11R・天皇賞・春(G1・4歳上オープン・芝3200m)で1番人気、武豊騎手騎乗、キタサンブラック(牡5・清水久詞厩舎)が、2着に11/4馬身差をつけ快勝した。2着にシュヴァルグラン(牡5・友道康夫厩舎)、3着にサトノダイヤモンド(牡4・池江泰寿厩舎)。勝ちタイムは3:12.5(良)
ディープインパクトの持つ3:13.4を大幅に更新する日本レコードでの決着となった。
キタサンブラックが見事な連覇を達成した。ディープインパクトと以来破られていなかったレコード決着、ディープインパクトと以来の1番人気の勝利。
キタサンブラック、北島オーナー、武豊騎手の人気の高さを象徴するように、直線では競馬ファンのとてつもない歓声に包まれた。
レースは好スタートから1頭大逃げの展開の中、キタサンブラックは離れた2番手を追走する。各ジョッキータフなレースだったとコメントしていたように、前半1000メートルを58秒台で通過。まさに肉を切って骨を断つではないが、キタサンブラック自身もタフなこのペースを守り直線の攻防へ。
逃げ馬は早々と脱落しキタサンブラック4角先頭で回って来たがそのまま死力を尽くし先頭でゴール。レコードが出るほどのハイペースだった為、後続もなし崩しに脚を使い、キタサンの影を踏む事が出来なかった。
武豊騎手コメント
「後ろから来ていた馬の気配もあり、最後はいっぱいいっぱいになっていたので、なんとか馬に頑張ってくれと。でもこの馬しか耐えられないタフなペースだったと思います。
道中、少し前も追いかけようとしましたし、途中もペースが落ちなかったので、今日のレースは全馬にとってタフなレースだったと思います。ただ、この馬ならと思って、あまり遅いレースにはしたくなかったので大丈夫かなと。出るレースは勝たなきゃいけない立場の馬だと思うし、こういう馬に巡り会えて本当に幸せだなと思いますし、結果が出せて良かったです。
(このレースの結果がレコードタイムについて)しばらく破られないと僕自身も思っていたので、大幅に更新されましたね。昨年の今頃よりは、はるかに強くなっている。これ以上望むのは贅沢だとは思いますが、そうなれば嬉しいですね。いつも応援してくれているファンが沢山いて、そのファンの気持ちに応えたいと思っているので、ファンにも感謝しています。」
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