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【菊花賞】ルメール「元気いっぱいでした」ドゥレッツァが5連勝でG1初制覇

中央競馬

2023/10/22 20:30

2023菊花賞・ドゥレッツァとC.ルメール騎手 (C)yasu

 10月22日、京都競馬場で行われた3歳クラシック最終戦・菊花賞は、重賞初挑戦のドゥレッツァが5連勝でG1の初タイトルを手にした。鞍上のルメール騎手の見事な手綱さばきも相まって、2着のダービー馬に3馬身差と強力なライバルを退けた。

菊花賞、勝利ジョッキーコメント
1着 ドゥレッツァ
C.ルメール騎手
「すごく嬉しいですね。今日ドゥレッツァは元気いっぱいでした。返し馬からすごい走りたがっていて、フライングスタートしたので、逃げ切ろうと思いました。最初は静かな騎乗をしたかったけど、やっぱり馬が判断しましたね。他の馬のプレッシャーがありましたけど、自分のペースで走ったので3番手で、ちょっと休憩が出来ました。息が入ったし、リラックス出来たし、その後の直線では手応えが良くて、ゴールまでトップスピードを維持することが出来ました。良かったです。レースごとに強くなってきています。今日はG1レベルで素晴らしいレースが出来ました。またG1で良い結果を出すことが出来ると思います。3歳以外に強い馬がいますが、まだドゥレッツァは強くなれると思います。2400m以上でトップレベルで走れると思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10月22日、京都11Rで行われた第84回菊花賞(3歳オープン・牡牝・G1・芝3000m・1着賞金=2億円)は、C.ルメール騎乗の4番人気、ドゥレッツァ(牡3・美浦・尾関知人)が、3歳クラシックラスト一冠を制した。勝ちタイムは3分03秒1(良)。

 2着に2番人気のタスティエーラ(牡3・美浦・堀宣行)、3着に1番人気のソールオリエンス(牡3・美浦・手塚貴久)が入った。

菊花賞の【写真】はこちら

怒涛の5連勝

 4連勝の勢いを持って重賞初挑戦となったドゥレッツァが一気にG1の頂きへ上り詰めた。レース序盤は好ダッシュを決めてまさかの先手を奪う展開に。ゆったりとしたペースの中で、2週目向こう正面ではやや出入りのある形となり、慌てることなく一旦3番手に収まった。終始ロスのない形で直線まで運ぶと、後続を突き放していき3馬身半差をつけて5連勝のゴールへ飛び込んだ。また、今年のクラシック戦線は皐月賞をソールオリエンス、日本ダービーをタスティエーラ、そしてこの菊花賞をドゥレッツァが制し、3頭で勝ち星を分け合う結果となっている。殊勲のルメール騎手は「2000mでも2400mでもG1レベルで良い結果を出せると思います」と同馬の能力を称賛した。

 菊花賞を勝ったドゥレッツァは、父ドゥラメンテ、母モアザンセイグリッド、母の父More Than Readyという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は6戦5勝。重賞は初勝利。鞍上のC.ルメール騎手は同レース3勝目、管理する尾関知人調教師は初勝利。

【全着順】
1着 ドゥレッツァ C.ルメール
2着 タスティエーラ J.モレイラ
3着 ソールオリエンス 横山武史
4着 リビアングラス 坂井瑠星
5着 サヴォーナ 池添謙一
6着 ハーツコンチェルト 松山弘平
7着 マイネルラウレア 岩田望来
8着 ナイトインロンドン 和田竜二
9着 ファントムシーフ 武豊
10着 サトノグランツ 川田将雅
11着 ショウナンバシット M.デムーロ
12着 シーズンリッチ 角田大河
13着 ウインオーディン 三浦皇成
14着 トップナイフ 横山典弘
15着 ノッキングポイント 北村宏司
16着 ダノントルネード 西村淳也
17着 パクスオトマニカ 田辺裕信

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