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【武豊日記】凱旋門賞

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2018/10/12 06:00

凱旋門賞に挑戦したクリンチャーは、皆さんすでにご承知のように17着。レース自体は思い描いていたプラン通りで、良いポジションで運ぶことができましたが、厚い壁をぶち破ることはできませんでした。でも、この挑戦はいつか日本の悲願達成のためになるものだと思います。ボク自身、7回目の挑戦でしたが、いつか必ず勝ちたいという気持ちにさらに火がついたように思います。向こうでは、凱旋門賞の前々日にサンクルー競馬場で1勝、さらに凱旋門賞翌日にコンピエーニュ競馬場で1勝と、充実した時間を過ごすことができました。コンピエーニュ競馬場では、なぜかJRA4000勝達成の祝賀セレモニーの用意をしていただいており、うれしいやらビックリするやら。フランスでも、多くの関係者がボクの記録に興味を持ってくださっていることに感激です。

【写真】武豊騎手写真

コンピエーニュ競馬場でトーセンハーディと一般レースを快勝

コンピエーニュ競馬場で一般レースを快勝したトーセンハーディという馬は、フランスで公私併せて大変お世話になっている小林智調教師の管理馬で、オーナーも日本人の村上欽哉さん。村上さんはボクより年下の牧場経営者で、彼の結婚式に列席させていただいたご縁がこんなところで繋がりました。

今週からは、佳境を迎える日本の秋競馬に集中です。手始めは京都の秋華賞。アーモンドアイという怪物級の本命馬はいますが、カンタービレという素質馬からの指名に燃えるものを感じています。つけいるスキを探します。

©︎武豊オフィシャルサイト

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