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【ばんえい・柏林賞】3歳王者キングフェスタがV…鈴木恵「手応えあまり良くなかった」

柏林賞・キングフェスタと鈴木恵介騎手 (C)ばんえい十勝

 2日、帯広競馬場で行われた11R・柏林賞(BG3・4歳オープン・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の1番人気、キングフェスタ(牡4・ばんえい・小北栄一)が勝利した。2着にヘッチャラ(牡4・ばんえい・鈴木邦哉)、3着にヤマカツエース(牡4・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは1:48.6(馬場水分1.7%)。

 2番人気で阿部武臣騎乗、ツガルノヒロイモノ(牡4・ばんえい・長部幸光)は、8着敗退。

 3歳王者キングフェスタが豪快な末脚で4歳路線一冠目を制した。道中はクリスタルコルド、トワイチロ、ヘッチャラ、ヤマカツエースの内枠4頭がやや先行し、キングフェスタ、ホクセイウンカイら後続が後を追う形に。中間あたりで各馬何度も息を入れながら、内枠4頭にヤマノコーネル、ホクセイウンカイ、キングフェスタ、ツガルノヒロイモノがゆっくりと差を詰め第二障害へと進出。

 第二障害を最初に仕掛けたのはヘッチャラ、続いてクリスタルコルド、ホクセイウンカイ、ツガルノヒロイモノ号、キングフェスタ号、ヤマノコーネル号が同時に仕掛けていくと、先頭で障害をクリアしたヘッチャラ号にホクセイウンカイ号、ヤマカツエースが追い上げていくが、そこへ障害で膝をつくも立て直したキングフェス号が鋭い末脚で先を行く3頭に強襲。一気にかわすとそのままさらに差を広げてゴール。見事3歳王者の強さを見せる走りで4歳路線一冠目を制した。キングフェスタを管理する小北栄一調教師は「柏林賞」を初制覇、騎乗した鈴木恵介騎手は2019年のミスタカシマ号以来5回目の制覇となった。

1着 キングフェスタ
鈴木恵介騎手
「勝つことが出来てほっとしています。第2障害で少し膝をついたので少し驚きましたが、下りてからは抜群に良い末脚があるので何とかなると思っていました。走路開放の時に少し元気がないように感じていたので不安でした。正直に言うと道中の手ごたえもあまり良くはなかったですが、この馬の最強の武器である勝負根性が今日のレースに活きていたと思います。若い頃に比べて周りを気にしなくなってだいぶ大人になってきたと感じています。これからの重賞も勝ちを狙っていきたいと思っています。これからもキングフェスタ号の応援よろしくお願いします」

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小北師「末脚の良さが抜群」

柏林賞 口取り (C)ばんえい十勝

小北栄一調教師
「勝つことが出来て、一安心です。障害で膝をつきましたが、下りてからの脚に自信がありましたし、騎手はこの馬が2歳の頃からずっと騎乗しているのでしっかり分かってくれていると信じていました。まず一つ結果を残したかったので、本当に良かったです。走路開放の時に普段よりもおとなしく感じましたが、今日のレースを見て、やはりこの馬は末脚の良さが抜群だと思いました。馬の体つきも昔に比べると全然違いますし、気持ちの面でも少し大人になってきているのを感じるので、これからの成長に期待です。おかげさまで、柏林賞を獲得することが出来ました。これからのことは馬主と相談していきますが、出るからには勝ちたいですし、三冠を狙っていきたいという欲も出ますが、それだけの実力がある馬だと思っています。これからも応援よろしくお願いします」

キングフェスタ 30戦17勝
(牡4・ばんえい・小北栄一)
父:カネサブラック
母:クインフェスタ
母父:ホクリュウイチ
馬主:廣部武士
生産者:広部武士

【全着順】
1着 キングフェスタ
2着 ヘッチャラ
3着 ヤマカツエース
4着 ホクセイウンカイ
5着 ヤマノコーネル
6着 トワイチロ
7着 クリスタルコルド
8着 ツガルノヒロイモノ
9着 レグルス

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