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【帝王賞】武豊「距離が長いのかも」レース後ジョッキーコメント
2023/6/29 06:05
6月28日、大井競馬場で行われた交流G1・帝王賞(ダ2000m)は、浜中俊騎乗のメイショウハリオが史上初の連覇を達成。ゴール前はクラウンプライド、テーオーケインズとの大接戦となったが、僅かハナ差制した。
帝王賞、レース後ジョッキーコメント
1着 メイショウハリオ
浜中俊騎手
「ゴールしてからは勝ったかどうか分からなかったですけども、本当に頑張ってくれました。返し馬であったり、パドックで状態の良さは感じましたし、厩舎サイドの方からも状態が良いということは聞いていましたので、状態に関しては自信を持ってレースに騎乗しようと思いました。ラストの直線の伸びが良い馬ですので、その長所を活かすように、前半はゆっくり行きましたけども、勝負どころで外に出してからは手応えも良かったですし、ラストもしっかりと走ってくれました。本当にゴールまで分からなかったんですけども、クラウンプライドの方が良く見えましたので、何とかそれを交わしてくれと思いながら乗っていました。まだ中央のG1を一緒に勝ててはいないんですけども、今日の帝王賞の連覇というのは、史上初めての快挙ということですし、本当に次は中央のG1を次こそはと思っています。本当にここまで馬をよく仕上げてくれた厩舎関係者の皆さんとオーナーと、牧場関係の皆さんと、そして何よりメイショウハリオに感謝の思いでいっぱいです。全馬、無事にゴール出来て、その中でメイショウハリオが1着を獲れたというのも、ここにいる皆さまの声援のおかげだと思っています。本当に今日は嬉しいです。ありがとうございました」
岡田稲男調教師
「そう(史上初の帝王賞連覇)聞いていたので、非常に嬉しい気持ちです。ゲートもすごくすんなり出てくれたので、自分ペースでゆっくりというのを勝負所で気合いをつけて上がっていくというのが理想のレースなので、完璧に乗ってくれたと思います。(レースプランは)彼に任せて、馬の気分を損ねないでということでした。(直線の攻防は)ちょっと届かないかなと、大井の競馬場ってこんなに直線長いのかなと。ちょっと届かなかったかなと、モニターでは見たんですけど、スローで見て「あっ、やった!」という感じです。(馬の様子は)いつもより落ち着いていましたね。体調も良かったので、毛艶といい、申し分のない出来だと思います。(今後のプランは)大仕事をしてくれたので、オーナーと相談しながらになると思います。今日は本当にありがとうございました。これだけのことをやってくれたので非常に馬も強くなってくれていると思います。オーナーと牧場さんとに感謝したいと思います。ありがとうございました」
川田「着差が着差だけに勝たせたかった」
2着 クラウンプライド
川田将雅騎手
「最後まで良い内容で走り切ってくれて、着差が着差だけに勝たせたかったのですが、強い馬3頭で、勝った今日は1番運を持っていたと思います」
3着 テーオーケインズ
松山弘平騎手
「状態は良かったです。馬は十分動ける状態でした。ただ、ゲートでトモを滑らすような形で出ましたし、道中もスローペースでこの馬の持ち味というのは正直生きなくて、1番枠が仇となってしまいました。非常に悔しい気持ちです。状態は良かったのですが、しっかり結果出せなくて申し訳ないです」
4着 ハギノアレグリアス
岩田望来
「道中もいい雰囲気で走れましたし、しっかり折り合いもついてリズムよく運べて、自分から動いていこうと調教師さんとも話していたので、3コーナー手前から4番手に押し上げて、早め押し切りという形に持ち込んだんですが、この馬の力は出せたかなと思いましたが、前3頭は強いなと改めて実感しましたし、この馬もまだまだキャリアが浅いですし、初のナイターでこれだけ走れたら面白いので、また賞金を加算して同じ舞台に戻って来れるように頑張りたいです」
5着 プロミストウォリア
鮫島克駿騎手
「馬場的にも行けたら行こうと思っていましたし、スムーズに先手も取れて、いいペースで行けましたけど、思ったより上位には離されてしまいました。現時点ではちょっと長かったのかなという止まり方でした。ラスト1ハロンで一気に離されてしまいました」
6着 ライトウォーリア
吉原寛人騎手
「夢は見ましたけど、一気に交わされたあたりが中央との差なのかなと思います。自分の力は出せました」
7着 ジュンライトボルト
石川裕紀人騎手
「進みももうひとつでしたし、完調にはもう少しかかるのかなと思います。海外帰りで馬のメンタルが心配です」
8着 ノットゥルノ
武豊騎手
「もしかしたら最近だと、距離が長いのかもしれないですね」
レース結果、詳細は下記のとおり。
28日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)は、浜中俊騎乗の2番人気、メイショウハリオ(牡6・栗東・岡田稲男)が勝利した。ハナ差の2着にクラウンプライド(牡4・栗東・新谷功一)、3着に1番人気のテーオーケインズ(牡6・栗東・高柳大輔)が入った。勝ちタイムは2:01.9(良)。
3番人気で鮫島克駿騎乗、プロミストウォリア(牡6・栗東・野中賢二)は、5着敗退。
3頭横並びでゴール
ゴール前の大激戦を制したのは史上初の連覇となったメイショウハリオだった。道中は後方4番手からじっくりと行く展開で、向こう正面から徐々に外目を進出。3コーナー付近でも手応えはよく、堂々と大外からポジションを押し上げていくと、直線では内からクラウンプライド、テーオーケインズが抜けてきたところで一気に大外からメイショウハリオが襲いかかった。写真判定の結果は僅かにハナ差でメイショウハリオに軍配が上がった。
メイショウハリオ 22戦9勝
(牡6・栗東・岡田稲男)
父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母父:マンハッタンカフェ
馬主:松本好雄
生産者:三嶋牧場
【全着順】
1着 メイショウハリオ 浜中俊
2着 クラウンプライド 川田将雅
3着 テーオーケインズ 松山弘平
4着 ハギノアレグリアス 岩田望来
5着 プロミストウォリア 鮫島克駿
6着 ライトウォーリア 吉原寛人
7着 ジュンライトボルト 石川裕紀人
8着 ノットゥルノ 武豊
9着 ミヤギザオウ 今野忠成
10着 ランリョウオー 本橋孝太
11着 ドスハーツ 町田直希
12着 オーヴェルニュ 和田譲治
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