16日、中山競馬場で行われた11R・皐月賞(G?・3歳オープン・芝2000m)で9番人気、松山弘平騎手騎乗、アルアイン(牡3・池江厩舎)が2着にクビ差をつけ快勝した。2着にペルシアンナイト(牡3・池江厩舎)、3着にダンビュライト(牡3・音無厩舎)勝ちタイムは1:57:8(良)

混戦の皐月賞を制したのはアルアインだった。レースはスタートから1番人気ファンディーナが先行する姿勢を見せ、上位に入線した、ダンビュライト、ペルシアンナイトは中団の位置に陣取る。3.4コーナーでは砂煙が上がるような馬場で、アルアインは一瞬手応えが悪くなったようにも映ったが直線に入ってからはシッカリと伸びて来た。内からペルシアンナイトがスルスルと抜け出し、またもやミルコかと思った所に、松山の叱咤に応えたアルアインがしぶとく差し切った。

殊勲の松山騎手は、

「(気分は)最高でした。去年もG1で2着2回でチャンスをいただいたのですが結果を出せなくて早く勝ちたいなと思っていたので何とかきめれて良かったなと思います。応援してくださっているファンの皆様、家族や競馬好きだった亡き祖父に、遂にやったよ、ということを伝えたい。

3・4コーナーで馬場が悪くなるところがあったので少し手応えは悪くなったのですが、直線抜いてからはしっかり伸びてくれて、最後は少し必死になって外に寄れてしまったのですが、馬は強いですし本当によく頑張ってくれました。前走は休み明けだったのですが、しっかり勝ってくれて強い競馬でしたし、ここでも十分やれるんじゃないかと思いましたし、馬自体も成長していると思います。

(この馬の武器は)自在性があるところだと思います。乗りやすい馬ですし、距離が伸びても大丈夫だと思うので、これからも一緒に頑張っていけたらと思います。

G1を勝つことが出来たのは皆様のおかげだと思います。これからはG1ジョッキーとして、しっかりといい競馬を見せていけるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。」と語った。

1番人気に支持されていたファンディーナは7着となった。