15日、中山競馬場で行われた11R・中山グランドジャンプ（G1・4歳上オープン・障4250m）で圧倒的1番人気、石神深一騎手騎乗、オジュウチョウサン（牡6・和田正厩舎）が2着に3.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは4:50.8（良）。2着にサンレイデューク（牡9・高橋忠厩舎）、3着にアップトゥデイト（牡7・佐々木昌厩舎）。

オジュチョウサンは好スタートから序盤は4番手につけ、いつでも前を捕まえられるポジションで安定した飛越を見せる。向正面で早めの2番手に上がっていくと4コーナーではサンレイデュークとの一騎打ちに。内にオジュチョウサン、外からサンレイデュークと直線のデットヒートかと思われたが、オジュチョウサンが引き離す一方で栄光のゴールへ飛び込んだ。

殊勲の石神騎手は、

『いつもこの馬は1倍台の人気になって、皆さん期待してくれているので、僕も緊張に慣れてきて、自然体で挑めました。向正面若干早めに上がってしまったんですが、蓋されそうだったので、いつでも動けるポジションにいたかったので早めの形になりました。4コーナーではサンレイが来て一瞬ヒヤッとしましたが、また馬がギアを変えて伸びてくれました。最後の伸びは本当に素晴らしいです。もっと勝てるように一緒に頑張りたいと思います。』

と語った。オジュウチョウサンは昨年に続き、中山グランドジャンプ連覇を達成。史上初の障害G1競走3連勝、障害重賞競走6連勝と更に記録を伸ばし、絶対王者の貫禄を見せつけた。

石神深一騎手は17日（月）21時よりWEB番組『競馬のおはなし』生放送にゲスト出演の予定で、連覇した同レースもVTRでレース回顧をする。オジュウチョウサンの様子などを語る予定だ。