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【ヴィクトリアマイル】戸崎「馬を信じて内を選択」ソングラインが接戦を制する
2023/5/14 20:50
14日、東京競馬場で行われたG1・ヴィクトリアマイルは、4番人気のソングラインが快勝。得意の府中マイル戦で素晴らしい走りを披露した。白毛馬のヒロイン、ソダシはゴール寸前まで先頭で粘ったが、惜しくも2着敗退。
ヴィクトリアマイル、勝利ジョッキーコメント
1着 ソングライン
戸崎圭太騎手
「これまでも良い馬に乗せていただいていたんですけど、結果が伴わず、久しぶりに勝てたことをとても嬉しく思います。先生とも話をして、やはり馬場は外が良いなということで、内に囲まれず行けたらいいねという話をさせていただきました。スタートも上手に出てくれまして、ポジション的にはもう少し前かなというイメージだったんですけど、あの位置になりました。外目を走りたかったんですけど、内を走る選択をすることになってしまって、どうなのかなとは思っていました。3・4コーナーの良くないところもしっかり走れていましたので、直線の手応えも十分にありましたし、外というよりは馬を信じて内を選択して、反応も良く伸びて行ってくれました。人気馬でしたので、ソングラインがどこまで伸びてくれるかなと思っていましたけども、しっかり最後差し切るあたりは本当に力を持っている馬だなと感じました。結果が伴って良かったと思いますけども、元々本当にすごく乗りやすい馬で、不安なく臨めたというのもこの馬の本当に良いところかなと思います。(JRAのG1・10勝目について)もっと早くに出来れば良かったんですけども、数多く勝たせていただいて、まだまだこれからも頑張っていきたいなと思っています。本日は天候が不安定な中、競馬場にお越しいただき、ありがとうございます。人気馬もいましたけども、ソングラインもしっかりレースをしてくれて、強い内容で強い勝ち方をしてくれたと思います。今後も期待していただけたらと思いますので、応援よろしくお願いいたします」
レース結果、詳細は下記のとおり。
5月14日、東京11Rで行われた第18回ヴィクトリアマイル(4歳上オープン・牝・G1・芝1600m・1着賞金=1億3000万円)は、戸崎圭太騎乗の4番人気、ソングライン(牝5・美浦・林徹)が勝利し、G1・2勝目を飾った。勝ちタイムは1分32秒2(良)。
2着に3番人気のソダシ(牝5・栗東・須貝尚介)、3着に1番人気のスターズオンアース(牝4・美浦・高柳瑞樹)が入った。
【写真】ヴィクトリアマイル得意の府中で躍動
得意コースとしている府中でソングラインが再び躍動した。昨年の安田記念以来となるG1勝利で、同コース、同距離でのG1・2勝目となった。直線の攻防はソダシ、スターズオンアース、ソングライン人気馬の激しい追い比べとなった。先に抜け出したソダシを目掛けて猛追。大歓声に押されるように、ゴール寸前で、白毛馬のソダシをアタマ差交わした。
ヴィクトリアマイルを勝ったソングラインは、父キズナ、母ルミナスパレード、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は14戦6勝。重賞は2021年富士ステークス(G2)、22年1351ターフスプリント(G3)、安田記念(G1)に次いで4勝目。鞍上の戸崎圭太騎手は同レース3勝目、管理する林徹調教師は初勝利。
【全着順】
1着 ソングライン 戸崎圭太
2着 ソダシ D.レーン
3着 スターズオンアース C.ルメール
4着 ディヴィーナ M.デムーロ
5着 サウンドビバーチェ 松山弘平
6着 ロータスランド 横山典弘
7着 ナミュール 横山武史
8着 ナムラクレア 浜中俊
9着 ステラリア 団野大成
10着 ルージュスティリア 川田将雅
11着 アンドヴァラナウト 吉田隼人
12着 スタニングローズ 坂井瑠星
13着 サブライムアンセム 三浦皇成
14着 ララクリスティーヌ 菅原明良
15着 イズジョーノキセキ 岩田康誠
16着 クリノプレミアム 松岡正海
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