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【ばんえい・カーネーションC】ダイヤカツヒメが重賞2連勝…赤塚「焦りはなかった」

カーネーションカップ・ダイヤカツヒメと赤塚健仁騎手 (C)ばんえい十勝

 7日、帯広競馬場で行われた11R・カーネーションカップ(BG3・3歳上オープン・牝・ダ直000m)は、赤塚健仁騎乗の2番人気、ダイヤカツヒメ(牝4・ばんえい・久田守)が勝利した。2着に1番人気のサクラヒメ(牝5・ばんえい・今井茂雅)、3着にピュアリーナナセ(牝4・ばんえい・今井茂雅)が入った。勝ちタイムは1:51.5(馬場水分2.3%)。

 スタートからダイヤカツヒメが果敢に先行、第一障害を勢いよく越えて行くものの、内からサクラヒメが並ぶ間もなくそれをかわし先頭に。外からは一昨年の覇者のシンエイボブも迫り、この3頭を先頭に各馬ややばらけながら第二障害へと向かう。第二障害ではダイヤカツヒメが全馬障害下に到達する前に一番手で仕掛け、シンエイボブとサクラヒメが続く。サクラヒメが一瞬膝をつく中、ダイヤカツヒメが先頭でクリア、2番手はすぐさま体勢を立て直したサクラヒメが続き後続を大きく突き放した。

 サクラヒメが先頭を行くダイヤカツヒメにじわじわと差を詰めるが、残り20m付近でサクラヒメの脚が止まり、懸命に粘るダイヤカツヒメがさらにリードを広げると、ピュアリーナナセがサクラヒメをかわして2番手に上がるがダイヤカツヒメがセーフティリードを取ったままゴール。他馬を突き放す見事な圧勝でばんえいオークスに続く重賞2勝目を飾った。ダイヤカツヒメを管理する久田守調教師は「カーネーションカップ」をシンエイボブで制した2021年以来の勝利、騎乗した赤塚健仁騎手は初勝利となった。

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久田師「とても素直な馬」

カーネーションカップ 口取り (C)ばんえい十勝

1着 ダイヤカツヒメ
赤塚健仁騎手
「勝つことが出来て嬉しいです。スタートから強気に飛び出せるほど余裕があったと思います。道中で他の馬に先手を取られたりもしましたが、そこまで焦りはなかったです。障害で少し仕掛けに失敗しましたが、馬が頑張ってくれたこともあり、一腰で上がることが出来たので、あとは上手くゴールまで持てばと思っていました。この馬はとても素直で真面目な頑張り屋さんなので、今後も期待してください。ゴールデンウィークも終わりましたが、これからもばんえい競馬をよろしくお願いします」

久田守調教師
「勝つことが出来てほっとしています。去年から馬が力を付けてきていたので今年も調子は良い状態です。普段の練習の時から自分でどんどん進んでいくような勢いがあり、気持ち的にも前向きで、微調整で対応してくれるのでとても素直な馬です。今回も赤塚騎手が上手くやってくれるだろうと思い、安心しながらゴール前での走りを見ていました。まだまだ力をつけて頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」

ダイヤカツヒメ 46戦10勝
(牝4・ばんえい・久田守)
父:カネサブラック
母:グローリーレイ
母父:コマローレンス
馬主:稲谷義雄
生産者:メグミファーム

【全着順】
1着 ダイヤカツヒメ
2着 サクラヒメ
3着 ピュアリーナナセ
4着 シンエイボブ
5着 ミソギホマレ
6着 サクラシュンカ
7着 ホクセイサクランボ
8着 ヒメトラマジック
9着 アバシリサクラ
競走除外 ナカゼンガキタ

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