2日、名古屋競馬場で行われた交流G3・かきつばた記念は、2番人気のウィルソンテソーロが交流重賞初制覇を飾った。JRA馬の中では斤量も56キロと最も軽く、直線では1番人気のドライスタウトとの追い比べを制した。

かきつばた記念、勝利ジョッキーコメント
1着　ウィルソンテソーロ
川田将雅騎手
「とても良い馬の依頼をいただきまして、こうやって結果を出すことが出来てホッとしています。何よりバランスの良い馬だなと初めて見て思いましたし、乗ってからもとても素直な真面目な子で、返し馬の雰囲気もポケットの雰囲気もとても良かったので、これでどれぐらいの競馬が出来るかと楽しみに競馬に向かいました。まだこれから身体はよくなっていくと思いますし、もっとダートに適した身体に育っていってくれるだろうと思いますので、更に良い走りが出来るようになってくれると思っています。まずはドライスタウトが素晴らしい馬ですので、あれが一番の相手になるなというところの競馬でした。ドライスタウトを見ながらとてもリズム良く競馬が出来ていたと思います。何より今日の競馬場の馬場状態というか、砂の深さと良いますか、色んな競馬を皆さんがされている中で、直線は外だというところを見て、聞いて、感じてもいましたので、勝負所から外に進路を取れるようにというところでしっかり動きながらも、しぶとくドライスタウトも更に差し返すような雰囲気で来ていましたので、2頭でしっかりと熱い競馬が出来たんじゃないかと思います。（ゴールの瞬間は）何とか凌ぎきれたなと思いました。レコードに関しては、今、岡部誠さんより速すぎるよと言われましたので、しばらく超えられないよという話しをするぐらい素晴らしい時計だろうということですので、またこの馬自身が違う競馬場に参りますけど、この経験を糧により良い走りをしてくれたらという思いです。無事に競馬を終えてくれまして、良い勝ち方をしてくれましたので、またこの馬が走る時に応援してもらえたらと思いますし、また僕自身も名古屋に来て、勝たせていただきありがとうございます。また、来たいなと思います」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　2日、名古屋競馬場で行われた11R・かきつばた記念（Jpn3・4歳上オープン・ダ1500m）は、川田将雅騎乗の2番人気、ウィルソンテソーロ（牡4・美浦・小手川準）が勝利した。ハナ差の2着に1番人気のドライスタウト（牡4・栗東・牧浦充徳）、3着にヘリオス（せん7・栗東・西園正都）が入った。勝ちタイムは1:31.1のレコード（良）。