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【ばんえい十勝オッズパーク杯】インビクタが逃げ切りで重賞2勝目…島津「雨も味方してくれた」

ばんえい十勝オッズパーク杯・インビクタと島津新騎手 (C)ばんえい十勝

 30日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2・4歳上・ダ直200m)は、島津新騎乗の3番人気、インビクタ(牡7・ばんえい・松井浩文)が勝利した。2着にメジロゴーリキ(牡9・ばんえい・松井浩文)、3着に2番人気のアオノブラック(牡7・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは1:48.6(馬場水分1.9%)。

 1番人気で阿部武臣騎乗、メムロボブサップ(牡7・ばんえい・坂本東一)は、8着敗退。

 前年度の収得賞金順に選抜された4歳以上の馬たちで編成される今年度最初の重賞競走は前日の夜から朝方まで雨が降った影響もあり馬場水分1.9%で行われた。道中は、インビクタがスタートから果敢に先行し、アオノブラック、ブラックサファイア、コマサンブラック、メジロゴーリキらがそれを見る形で先頭集団を形成。中間点を過ぎた辺りでメジロゴーリキがインビクタに並びかけるとそのまま二頭を先頭にほぼ一団で第二障害へと向かっていく。

 第二障害ではメジロゴーリキとインビクタがほぼ同時に仕掛け、コマサンブラック、メムロボブサップが続いて挑戦。各馬第二障害に苦戦する中、一腰ですんなりとクリアしたインビクタを先頭にメジロゴーリキ、コマサンブラック、アオノブラックが差なく続く。先頭を行くインビクタにメジロゴーリキがじわじわと差を詰めるが、インビクタの脚色が鈍ることなくリードを保ったままゴール。昨年の岩見沢記念に続く重賞2勝目を見事な逃げ切り勝ちで飾った。

 インビクタを管理する松井浩文調教師は「ばんえい十勝オッズパーク杯」をコウシュハウンカイで制した2020年以来7度目の勝利、騎乗した島津新騎手は初勝利となった。

1着 インビクタ
島津新騎手
「こうして優勝することができて嬉しいです。流れは思っていたペースで進んでいたので、道中は自分で行き過ぎないように騎乗しました。雨もインビクタ号にとても味方してくれたと思います。今季初戦である前走も馬の調子が良く、ばんえい記念の影響は全くないと思い臨みました。最後まで勝利の確信はしていませんでしたが、本当にこの馬は成長してくれています。これからもどのレースにおいても1つでも多く勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」

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松井師「あっぱれ」

ばんえい十勝オッズパーク杯 口取り (C)ばんえい十勝

松井浩文調教師
「2強のメムロボブサップとアオノブラックに勝てたということが嬉しいです。早い展開に持ち込んだことと、馬の出来が良かったことが勝因だと思います。ばんえい記念では膝をついていたので走路開放時に走らせて様子を見ました。元気もあり今年度初戦の走りを見る限りでは大丈夫だと思いましたが、ハンデがないレースでここまで出来るとは思っていなく、あっぱれと思いました。真面目でとにかく前に行きたがる性格の馬でしたが、歳と共に落ち着きが出てきましたし、ばんえい記念前に騎手と相談し我慢させる練習もしていました。その練習の成果が今出てきていると思います。ゴール前も止まらずによく歩ききってくれたと思います。これからもインビクタと松井厩舎を応援よろしくお願いします」

インビクタ 131戦23勝
(牡7・ばんえい・松井浩文)
父:イッスンボウシ
母:メグミ
母父:マルゼンタイコー
馬主:高柳節子
生産者:小里昭男

【全着順】
1着 インビクタ
2着 メジロゴーリキ
3着 アオノブラック
4着 カイセドクター
5着 コマサンブラック
6着 ブラックサファイア
7着 ヤマノコーネル
8着 メムロボブサップ
9着 ゴールデンフウジン
10着 ミノルシャープ

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