僅かハナ差

　地方馬として初めてのアメリカ遠征を果たしたマンダリンヒーローは本当に惜しい2着。通用することを証明した。道中はカナダの木村和士騎手を背に後方5番手から。勝負どころも最内を通ってロスなく進出し、直線では先に抜け出した勝ち馬に上手く並びかけたが、ハナ差でゴール。大金星まであと一歩だった。勝利したのはプラクティカルムーブ。

2着　マンダリンヒーロー
藤田輝信調教師
「アメリカの馬はスタートが早く、そんなについていけないと思っていたので、前を見ながら、最後の直線に賭けたいと思っていた。（木村騎手とは）ある程度ついていかないと馬がやる気を失くしてしまうので、多少無理してでもついて行った方が良いと言っていて、それを尊重して見守っていた。最後の直線は凄い脚を使ってくれた。どこかで内に入れたいと思っていて、良いタイミングで木村騎手が入れてくれた。最後の直線は興奮して覚えていない。5着以内なら上出来と思っていたが、前の2頭にいると思って本当に興奮した。（次走の予定は）オーナーからもケンタッキーダービーを目指しましょうと言っていただけた。ケンタッキーダービーに向かいたい。生産・育成など日本の競馬界のレベルが上がっていると感じるので、今後も海外に挑戦していきたいし、挑戦していってほしいという気持ち。（ケンタッキーダービーは）距離が伸びてより良いと思うが、強いメンバーも揃うと思うので、5着以内、上手くいけば勝てるように祈りながら頑張りたい。今回の挑戦にあたっては、色々な方にサポートしていただき本当に感謝している。応援どうもありがとうございました」

【全着順】
1着　プラクティカルムーブ・アメリカ
2着　マンダリンヒーロー・日本/大井
3着　スキナー・アメリカ
4着　ナショナルトレジャー・アメリカ
5着　ワンインヴァーミリアン・アメリカ
6着　アイドントゲットイット・アメリカ
7着　ダズルミーシルバー・アメリカ
8着　ローエクスペクテーションズ・アメリカ
出走取消　ゴーロケットライド・アメリカ