競馬ニュース
【大阪杯】ルメール「直線は長いコースの方がいい」レース後ジョッキーコメント
2023/4/3 06:05
4月2日、阪神競馬場で行われた春の古馬中距離王決定戦、大阪杯(G1・芝2000m)は、武豊騎乗のジャックドールが逃げ切りでG1初制覇を飾った。鞍上の武豊騎手はJRA史上最年長G1制覇、JRA・G1通算80勝目と金字塔を樹立した。また、1番人気に支持されたC.ルメール騎乗、スターズオンアースはハナ差の2着に敗れた。
大阪杯、レース後ジョッキーコメント
1着 ジャックドール
武豊騎手
「本当に嬉しいですね。いいスタートを切れればまずは第一プランとして先手を取りたいなと思っていました。1、2コーナーで力みかけたんですが、なんとか馬の方も理解してくれていいリズム、ペースで運ぶことが出来ました。いい形で直線には向いたのですが、今日は強い馬たちが後ろにいたので、なんとか頑張ってくれという気持ちだけで、足音が聞こえていたので冷や冷やでしたけど、ゴールした瞬間はなんとか粘れたかなと思いました。(JRA・G1通算80勝となりましたが?)本当に数々の名馬に乗せてもらってきたので、そのおかげです」
2着 スターズオンアース
C.ルメール騎手
「良いスタートは切れましたが、後ろになってしまいました。2400mの馬で跳びも大きいし、直線は長いコースの方がいいですね。最後はいい脚を使ってくれました」
3着 ダノンザキッド
横山和生騎手
「悔しいです。枠的にも出来ることはここまででした。ゲートもしっかりコンタクトが取れて、練習よりも良かったです。返し馬からいい状態だと感じていましたし、もう少しでした」
5着 マリアエレーナ
浜中俊騎手
「内枠だったので、ポジションを取っていこうと思ったのですが、内側がボコボコしていました。スピードに乗っていけず3コーナーではノメっていて、それでも頑張ってくれました」
松山「最後は苦しくなってしまった」
7着 ヒシイグアス
松山弘平騎手
「気負わずスタートも良くていいポジションで流れには乗れましたが、勝負どころで手が動いて最後は苦しくなってしまいました。返し馬の感じは良く、やれる感触はありましたが…」
レース結果、詳細は下記のとおり。
4月2日、阪神11Rで行われた第67回大阪杯(4歳上オープン・G1・芝2000m・1着賞金=2億円)は、武豊騎乗の2番人気、ジャックドール(牡5・栗東・藤岡健一)が見事な逃げ切りを決めた。勝ちタイムは1分57秒4(良)。
2着に1番人気のスターズオンアース(牝4・美浦・高柳瑞樹)、3着に10番人気のダノンザキッド(牡5・栗東・安田隆行)が入った。
豊マジック炸裂
武豊騎手が見事な手綱さばきでジャックドールをG1初制覇に導いた。前半1000mを58秒台と軽快なハイペースを刻み、それでも余力を残して直線の攻防へ。坂を登って後続の猛追を受けたがそれでもしぶとく粘り込み、際どく残して栄光のゴールへ飛び込んだ。鞍上の武豊騎手は、この勝利でJRA史上最年長G1制覇(54歳19日)を達成(これまでの記録は岡部幸雄元騎手が持つ53歳11ヶ月27日)。殊勲の武豊騎手は「先手を取りたいなと思っていました。いいペースで運ぶことが出来ました。なんとか頑張ってくれという気持ちで冷や冷やでしたが、なんとか粘れたかなと思いました」と喜びの声を届けた。
大阪杯を勝ったジャックドールは、父モーリス、母ラヴァリーノ、母の父Unbridled’s Songという血統。北海道日高町・クラウン日高牧場の生産馬で、馬主は前原敏行氏。通算成績は14戦8勝。重賞は2022年金鯱賞(G2)、札幌記念(G2)に次いで3勝目。鞍上の武豊騎手はG1昇格前を含め同レース8勝目、管理する藤岡健一調教師は初勝利。
【武豊騎手の大阪杯制覇】
88年フレッシュボイス
90年スーパークリーク
93年メジロマックイーン
97年マーベラスサンデー
98年エアグルーヴ
14年キズナ
ー2017年よりG1に昇格ー
17年キタサンブラック
【全着順】
1着 ジャックドール 武豊
2着 スターズオンアース C.ルメール
3着 ダノンザキッド 横山和生
4着 マテンロウレオ 横山典弘
5着 マリアエレーナ 浜中俊
6着 ジェラルディーナ 岩田望来
7着 ヒシイグアス 松山弘平
8着 ノースブリッジ 岩田康誠
9着 ヴェルトライゼンデ 川田将雅
10着 ポタジェ 坂井瑠星
11着 ラーグルフ 戸崎圭太
12着 モズベッロ 西村淳也
13着 キラーアビリティ 団野大成
14着 ワンダフルタウン 和田竜二
15着 ノースザワールド 北村友一
16着 ヒンドゥタイムズ 池添謙一
コメントを書く