競馬ニュース
【高松宮記念】池添「申し訳ない気持ちでいっぱいです」レース後ジョッキーコメント
2023/3/27 06:05
26日、中京競馬場で行われた春のスプリント王決定戦、G1・高松宮記念記念は、12番人気の伏兵ファストフォースが抜け出して波乱を演出した。1番人気に支持されたメイケイエールは見せ場なく12着に敗れた。
高松宮記念、レース後ジョッキーコメント
1着 ファストフォース
団野大成騎手
「まずはこの馬に乗せていただいたオーナーをはじめ、西村先生や厩舎の人達に感謝の気持ちでいっぱいです。今週は週中から雨の予報だったので、どういう馬場になるかなとずっと思っていたんですけど、今日は内が伸びていなかったので枠もちょうど良いなと思いましたし、馬もしっかり応えてくれて本当に力強いレースをしてくれたと思います。こちらが思った以上に進みも良くて、どこかで一息入れたいなとは思っていたんですけど、4コーナーまで上手いことスムーズに行ったと思います。追い出した時の反応もすごく良かったので、これならと思い追っていたんですけど、最後の直線でアグリをちょっと挟んでしまって、妨害するようなところもあったので、手放しには喜べないというか、反省の多いレースではありました。(ゴール盤前で左手を掲げた時は)あの時は本当に嬉しかったんですけど、やっぱり自分誘導のミスにより邪魔をしてしまうということもあったので、本当に反省したいと思っています」
2着 ナムラクレア
浜中俊騎手
「すごく悔しいです。厩舎がきっちり仕上げてくれて、今日の条件でも一生懸命走ってくれました。勝ち馬とジョッキーを褒めるしかないですね」
3着 トゥラヴェスーラ
丹内祐次騎手
「枠を見て迷いなくあの位置から。よく走ってくれましたし、年齢は関係ないですね」
4着 ナランフレグ
丸田恭介騎手
「極端な馬場はどうかとは思っていましたが、レースでは良かったです。通りたいところは通れましたし、使って良くなっていました」
横山和「見せ場はありました」
7着 アグリ
横山和生騎手
「1200mにも対応してくれて、見せ場はありました。綺麗な馬場の方が持ち味はいきると思います」
12着 メイケイエール
池添謙一騎手
「結果を出せずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。ゲート入りを少しゴネたのも許容範囲。勝負どころで(スペースを)勝ち馬に先に取られて、気持ちが切れた部分がありました。少し運が向けばG1を取れる馬です。昨年は外が、今年は内がしんどい馬場でした」
レース結果、詳細は下記のとおり。
26日、中京競馬場で行われた11R・高松宮記念(G1・4歳上オープン・芝1200m)は、団野大成騎乗の12番人気、ファストフォース(牡7・栗東・西村真幸)が勝利した。1馬身差の2着に2番人気のナムラクレア(牝4・栗東・長谷川浩大)、3着にトゥラヴェスーラ(牡8・栗東・高橋康之)が入った。勝ちタイムは1:11.5(不良)。
人馬ともにG1初制覇
12番人気の伏兵、団野大成騎乗のファストフォースが嬉しいG1初制覇を飾った。レースではスタートを決めて外目を促しながらの追走で、先行6、7番手の位置へ。勝負どころをじわじわと上がっていき、直線では馬場の真ん中からスパート。大きく横に広がった激しい追い比べの中からしぶとい伸び脚で抜け出し、団野大成騎手渾身のガッツポーズでゴールした。ファストフォース、団野大成騎手、管理する西村真幸調教師揃って、G1初勝利となった。
1番人気で池添謙一騎乗、メイケイエール(牝5・栗東・武英智)は12着、3番人気で横山和生騎乗、アグリ(牡4・栗東・安田隆行)は7着敗退。
ファストフォース 29戦7勝
(牡7・栗東・西村真幸)
父:ロードカナロア
母:ラッシュライフ
母父:サクラバクシンオー
馬主:安原浩司
生産者:三嶋牧場
【全着順】
1着 ファストフォース 団野大成
2着 ナムラクレア 浜中俊
3着 トゥラヴェスーラ 丹内祐次
4着 ナランフレグ 丸田恭介
5着 グレナディアガーズ 岩田望来
6着 ロータスランド 岩田康誠
7着 アグリ 横山和生
8着 ヴェントヴォーチェ 西村淳也
9着 キルロード 和田竜二
10着 ウインマーベル 松山弘平
11着 ダディーズビビッド 秋山真一郎
12着 メイケイエール 池添謙一
13着 ピクシーナイト 戸崎圭太
14着 ディヴィナシオン 松本大輝
15着 トウシンマカオ 鮫島克駿
16着 ウォーターナビレラ 吉田隼人
17着 オパールシャルム 武藤雅
18着 ボンボヤージ 川須栄彦
コメントを書く