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【ばんえい・イレネー記念】アシュラダイマオーが世代の頂点に…西謙一「勝ったこと自体びっくり」

イレネー記念・アシュラダイマオーと西謙一騎手 (C)ばんえい十勝

 19日、帯広競馬場で行われた11R・イレネー記念(BG1・3歳オープン・ダ直200m)は、西謙一騎乗の5番人気、アシュラダイマオー(牡3・ばんえい・松井浩文)が勝利した。2着にマルホンリョウユウ(牡3・ばんえい・金田勇)、3着に1番人気のキョウエイプラス(牡3・ばんえい・村上慎一)が入った。勝ちタイムは2:10.7(馬場水分1.5%)。

 2番人気で島津新騎乗、タカラキングダム(牡3・ばんえい・小林長吉)は、4着敗退。

 馬場水分1.5%で行われたレースは、スタートから全馬勢いよく飛び出し、道中は内からマルホンリョウユウ、タカラキングダム、外からジェイヒーローが先行し、それを見る形でキョウエイプラス、ホクセイタイヨウ、アシュラダイマオーが続き、先頭から最後方までばらけた展開で第二障害へと進んだ。

 第二障害ではタカラキングダム、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウが仕掛け、キョウエイプラスが続けて挑戦。各馬苦戦するなか先頭でクリアしたのはマルホンリョウユウ、差なくキョウエイプラスが続いて下りると後続を離す。2頭のマッチレースになるかと思われたが、残り30mを過ぎた辺りで両馬の脚色が鈍り、そこへタカラキングダム、アシュラダイマオーの2頭が一気に迫り大混戦に。

 最後はアシュラダイマオーが先頭に立って最後まで粘りきり、大混戦のゴール前を制して見事世代頂点に輝いた。同馬をを管理する松井浩文調教師は「イレネー記念」をカネサダイマオーで制した2018年以来2度目の勝利、騎乗した西謙一騎手は初勝利となった。

イレネー記念、勝利ジョッキーコメント
1着 アシュラダイマオー
西謙一騎手
「勝ったこと自体びっくりしています。強い馬4頭が先に行くだろうと思っていたので、それを見ながら騎乗できればと考えていました。前に行った馬たちが障害で止まっていたので障害の下で息をためられた分しっかり歩いてくれました。ゴール前はこの馬もいつ止まるかわからなかったので最後まで頑張ってくれという思いでした。すごく真面目な馬で一生懸命走ってくれる馬です。明日に向け、この勝利が良い弾みになれば良いと思います。明日の大一番も勝てるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

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松井師「勝つことが出来て驚いています」

イレネー記念 口取り (C)ばんえい十勝

松井浩文調教師
「勝つことができて驚いています。春から馬体に恵まれていて、体格が良いのと真面目なところが取り柄で秋からぐんぐん力をつけてきました。厩務員が良く、これだけ仕上げてくれたと思います。馬場は想像以上に重かったですが、最後は止まるなとしか言い様がなかったです。今日は応援ありがとうございました。明日も頑張りますので応援よろしくお願いします」

アシュラダイマオー 24戦4勝
(牡3・ばんえい・松井浩文)
父:インフィニティー
母:天空
母父:オーゴンキング
馬主:秋田忍
生産者:浅井嘉延

【全着順】
1着 アシュラダイマオー
2着 マルホンリョウユウ
3着 キョウエイプラス
4着 タカラキングダム
5着 ホクセイタイヨウ
6着 コーワホープ
7着 ジェイヒーロー
8着 ジェイライフ
9着 ハゴロモファルコン
出走取消 スーパーチヨコ

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