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【西内荘コラム】世界一薄い日本馬の蹄

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2018/9/8 20:58

今週はジェニアル&ラルクの装蹄とクリンチャーのクギ締めのためにフランスへ出国。クリンチャーに関しては、私の担当馬ではありませんが、こういったクギ締めや落鉄時の対処は装蹄師間でお互い様という協力態勢を敷いています。逆に来週はジェニアルの蹄鉄チェックをクリンチャー担当の装蹄師にお願いしており、うまくローテーションが成り立っているのです。

フランスの装蹄師もクギ締めなどは頼めば快くやってくれますが、日本馬と欧州馬では蹄の薄さが違うし、クギの太さも違うことから頼むにはやはり躊躇します。ひと昔前の日本馬だと蹄壁に余裕のある欧州馬寄りだったけど、現在は蹄の薄さが米国に近い・・・というようよりも、世界一薄いかもしれません。競走馬はアスリートで皮下脂肪の薄さに伴って蹄壁も薄いのです。余談ですが、クギ締めに使用する工具はクリンチャーという呼称なんですよ。

今週の重賞、セントウルSはブラヴィッシモ、アンヴァル、京成杯AHはヒーズインラブとワントゥワンが担当馬です。

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