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【1351ターフS】矢作師「出来れば逃げたいということでジョッキーと一致」バスラットレオンが逃げ切りV

1351ターフスプリント・バスラットレオン (C)Jockey Club of Saudi Arabia // Mathea Kelley

 現地2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー4R・1351ターフスプリント(G3・芝1351m・1着賞金90万ドル=約1億2000万円)で、バスラットレオンが逃げ切りV。レース後、公式会見に同馬を管理する矢作芳人調教師が出席した。

矢作芳人調教師一問一答

●芝とダートで勝ったことについてどう思いますか?
「この馬は本当にショウヘイ・オオタニのように本当の二刀流だと思うので、自分でも芝とダートどちらがいいか判断がつかないくらいですね」

●ヨーロッパでも良い競馬をしてきた馬ですけれども、今年のレース初戦をここにしようと思った理由を教えてください
「距離とサウジアラビアの馬場が適性だと考えたからです」

●良い位置に付けられたと思いますが、その辺についても感想をお願いします
「出来れば逃げたいということでジョッキーと作戦は一致していまして、それが出来た時点で良い勝負が出来るんじゃないかと思っていました」

●坂井瑠星騎手とバスラットレオンの相性についてどう思われますか?
「もちろん相性も良いでしょうけども、相性以上にリュウセイ・サカイっていうジョッキーが成長していることだと思います」

●次の目標はゴドルフィンマイルの連覇でしょうか?
「勝ったので少しオーナーとは相談したいですけど、一応今のところ、メインターゲットとしては、ゴドルフィンマイルを考えています」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー4R・1351ターフスプリント(G3・芝1351m・1着賞金90万ドル=約1億2000万円)は、坂井瑠星騎乗、バスラットレオン(牡5・栗東・矢作芳人)が、逃げ切りで幸先よく日本勢最初の勝利を飾った。2着にカサクリード(牡7・米・W.モット)、3着にラーエド(牡6・沙・B.アルスバイエ)が入った。勝ちタイムは1:17.49。

 日本から参戦した、R.ムーア騎乗のレシステンシア(牝6・栗東・松下武士)は5着、B.ムルザバエフ騎乗のラウダシオン(牡6・栗東・斉藤崇史)は9着、C.ルメール騎乗のソングライン(牝5・美浦・林徹)は10着敗退。

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坂井瑠星が勝利に導く

1351ターフスプリント・バスラットレオン (C)Jockey Club of Saudi Arabia // Erika Rasmussen

 若き日本のエースジョッキー、坂井瑠星がバスラットレオンを勝利に導いた。レースではスタートから迷わず押していき先手を奪うと、2番手にはこのレースでラストランとなるレシステンシアを引き連れて勝負どころへ。まだまだ手応えにも余裕があり直線をむかえると、二の脚を使ってもうひと粘り。ゴール前は昨年2着のカサクリードに迫られたが、際どく逃げ切った。鞍上の坂井瑠星騎手は「直線手応えも良く反応してくれました」と喜びの声を届けた。C.ルメール騎乗、ソングラインは最後方からレースを運んだが見せ場なく着外に敗れた。

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