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【リヤドダートスプリント】福永「悔いのない騎乗が出来ました」リメイクとのコンビで現役最後の騎乗は3着
2023/2/26 06:46
福永祐一騎手が27年間の騎手生活を無事サウジアラビアの地で終えた。現役最後の騎乗はリメイクとのコンビで3着。後方2番手から直線追い込んだが、勝ち馬には惜しくも届かなかった。レース後、福永騎手は日本のファンへ向けて感謝の言葉を伝えた。
福永祐一騎手
「やりたい競馬は出来ましたし、イメージ通りの展開にもなったので、これならとは思ったんですけど。最後直線よく伸びてくれましたけど、やはり勝った馬は強かったですね。さすがブリーダーズカップスプリントを勝った馬というだけあって。強さを目の当たりにはしましたけど、それでも初めてこういうダートをチャレンジした中で、勝ち馬とそこまで離されなかったですから。かなりこのダートの適性も高いと思いますし、これからこういったチャレンジをしていく中でも良い経験になったんじゃないかなと思います。(レース前いつもと変わらないって仰ってましたが、実際レースを終えて心境的には一緒なんですか?)このレースがいつもじゃないからね、初めての競馬場だったので。それでももう専念してましたね。やっぱり無事スタートきるまで、無事ゴールするまでは気を抜けないです。きちっと返し馬を終えて、ゲート入りもスタートも含めて、いつも通り全て気を抜かずにいきました。(戻ってくる時にすごい噛みしめながら戻ってきているように?)それはありましたね。これで終わりかぁ…と。こんなキレイな競馬場で最後終えることが出来ましたし。やっぱり終わってから思いますね、それは。これから徐々にもっとこう色んな感情が押し寄せてくるのかなと思いますけど、ジョッキールーム戻ってもね、みんなフランキーやライアンやダミアンもモレイラも、みんな僕が今日で最後っていうことを知ってくれていたので、祝福して迎え入れてくれましたし、嬉しかったですね。(ファンの方にメッセージを)本当に遅くまで沢山の方に応援していただいて、本当にありがとうございます。最後のレース、リメイクと臨みましたけども、3着と負けてしまいましたけど、本当に最後悔いの無い騎乗が出来ました。本当に無事に騎手生活を終えることが出来て、色々思うところはありますけど、日本に帰ってまた引退式で皆さんに自分の気持ちを伝えて感謝を伝えたいなと思っています。また日本で会いに来て下さい」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー7R・リヤドダートスプリント(G3・ダ1200m・1着賞金90万ドル=約1億2000万円)は、L.デットーリ騎乗、エリートパワー(牡5・米・W.モット)が圧勝。2着にガンナイト(牡4・米・S.アスムッセン)、3着に福永祐一騎乗、リメイク(牡4・栗東・新谷功一)が入った。勝ちタイムは1:11.01。
日本から参戦した、坂井瑠星騎乗のジャスティン(牡7・栗東・矢作芳人)は4着、D.レーン騎乗のダンシングプリンス(牡7・美浦・宮田敬介)は5着、柴田善臣騎乗のリュウノユキナ(牡8・美浦・小野次郎)は6着に敗れた。
福永祐一騎乗、リメイクは3着に追い込む
リメイクに騎乗した福永祐一騎手は、後方から追い込んでの3着となり、このレースでジョッキー人生に幕をおろした。道中は後方2番手からの追走で虎視眈々と前を伺い、直線大外から懸命に追い込んだが勝ち馬には及ばなかった。勝利したのはアメリカのエリートパワー。この勝利で6連勝となり、直線ではワンサイドな走りで他馬を圧倒。鞍上のデットーリ騎手が勝利に導いた。
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