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【NARグランプリ2022】御神本「素質に期待しています」フェブラリーS挑戦スピーディキック
2023/2/17 06:05
16日、地方競馬全国協会は地方競馬で活躍した競走馬や厩舎関係者を表彰する「NARグランプリ2022」を都内ホテルで開催した。年度代表馬に選ばれたイグナイター(牡4・兵庫・新子雅司)を始め、各部門の表彰式が3年ぶりに行われた。3歳優秀牝馬に選出され、今週のフェブラリーステークスに挑戦するスピーディキック(牝4・浦和・藤原智行)関係者コメントは以下のとおり。
藤原智行師「後悔のない馬づくりできた」
藤原智行調教師
「コンディションを整えながら1戦1戦、一生懸命走ってくれる本当に素直な子です。鞍上の御神本もしっかり競馬してくれて、良い成績をおさめられて安心しました。元々完成度の高い馬ですが、競走馬として自覚して競馬が近いことを自分で悟るようになってきました。元々シンデレラマイルを使うときに、自分の中では成績によって(同距離の)フェブラリーSを目標にしようと設定していたのですが、改めて加藤オーナーから“先生に任せるよ”と後押しされたので、出走を決めました。G1に向けて馬を鍛える調教に変えて挑んでいますので、今までより上積みがあると思います。初めて5ハロンから行って、動きも上がりの息も本当に良く、良い状態で出走できるのかなと。第一に人馬が無事に帰ってくること。あとは御神本にお任せなので、勝っても負けても後悔のない馬づくりができたと思うので、期待しています」
御神本訓史騎手
「当初から3歳の牝馬重賞を目標にしていたので、(南関東牝馬)三冠は逃したにしても良い結果を残せたと思います。レースも上手ですし、最近はどっしりと落ち着きも出てきていますし、暮れのシンデレラマイルは1600mで抜群の切れ味を出してくれました。(フェブラリーSの芝スタートや直線の坂については)最初は戸惑うでしょうし、上手く走れるかはやってみたいと分からないですが、対応能力は高い馬だと思っています。あとはレースの質。スピード競馬に圧倒されることが多いので、道中どのくらいの位置につけられるか、最後の坂を越えられるか、スピーディキックの素質に期待しています。自分自身は4年連続の参戦になりますが、毎回毎回打ち返されて、ボロボロになって帰ってくるので、そういう苦い経験ではなく胸を張って帰れるように。未来のある馬なので、今後の走りにもプラスになるようなレースをしたいと思います」
末田秀行厩務員
「普段、実際はけっこうやんちゃなところがあります。レースが近くなるにつれて気が入ってきて、闘争心が出てきます。この子には怒ったことがありません。それが良いのかなと思いながら毎日調整を続けています。(フェブラリーSを前に)良い気合で攻め馬ができています。なんとか頑張ってもらえればと思います。状態に関してはかなり良いので、あとはジョッキーに任せます」
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