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【ばんえい・翔雲賞】キョウエイプラスがトップハンデを跳ね返して重賞2勝目…菊池「重量も関係なく行ってくれた」
2023/2/5 22:25
5日、帯広競馬場で行われた11R・翔雲賞(BG2・3歳オープン・牡・ダ直200m)は、菊池一樹騎乗の2番人気、キョウエイプラス(牡3・ばんえい・村上慎一)が勝利した。2着に3番人気のマルホンリョウユウ(牡3・ばんえい・金田勇)、3着に1番人気のタカラキングダム(牡3・ばんえい・小林長吉)が入った。勝ちタイムは1:08.6(馬場水分1.7%)。
トップハンデのキョウエイプラス号が670kgの重量をものともせず優勝。馬場水分1.7%、ばんえい重量640kg~670kgで行われたレースは、各馬スタートから勢い良く飛び出し、ほぼ一列に並んだまま第一障害を越えていった。道中もわずかにマルホンリョウユウが抜けだすが、各馬ほぼ横並びのまま刻むことなく第二障害に。第二障害ではタカラキングダムが息を入れることなく果敢に仕掛けると、キョウエイプラス、アカネリュウら後続もほとんど差なく仕掛ける。先頭で障害をクリアしたのはキョウエイプラス。障害を下りた勢いのままタカラキングダム、マルホンリョウユウ、ジェイヒーローら2番手以下とリードを広げる。2番手のタカラキングダムが必死に追いすがるが、キョウエイプラスが最後まで脚が衰えることなくリードを保ってゴール。ヤングチャンピオンシップに続く重勝2勝目を飾り、トップハンデをものともせず、その力を示した。2着にはマルホンリョウユウがゴール前で一杯になり止まったタカラキングダムをかわし入り、3着には立て直したタカラキングダムが入った。キョウエイプラスを管理する村上慎一調教師、騎乗した菊池一樹騎手は翔雲賞をともに初制覇となる。
翔雲賞、勝利ジョッキーコメント
1着 キョウエイプラス
菊池一樹騎手
「勝つことができて嬉しいです。相手とハンデが10kg以上あってちょっと不利かなと思いましたが、レース出てからは重量も関係なく行ってくれました。前走は1分切るようなレースだったのであまり気にしないで、第二障害下で1回息を入れられるような騎乗を心掛けました。展開は思った以上に早かったです。第二障害を下りた後もハンデがあったので心配でしたが、手応えはばっちりだったので頑張ってくれました。イレネー記念は勝ちたい重賞でもあり本当に目標にしているレースなので頑張りたいです。今日は寒い中ありがとうございます。まだまだばんえい競馬は熱いレースがあるので、この馬共々応援よろしくお願いします」
村上慎一調教師
「ハンデもあるのでスピード対決になると思っていました。前走は苦手な外コースでしたが、今日は中コースで走ることができ、トップハンデで一番厳しい所ではありましたが、道中いつも通りの競馬ができたので良かったと思います。馬の状態は今のところ平均を維持できています。この馬の良さである切れ味を活かしてイレネー記念も狙っていきたいと思います。体調を維持してこれからも頑張りますので応援よろしくお願いします」
キョウエイプラス 14戦11勝
(牡3・ばんえい・村上慎一)
父:カネサテンリュウ
母:仙姫
母父:グレイトアマゾン
馬主:大野昇
生産者:大野信一
【全着順】
1着 キョウエイプラス
2着 マルホンリョウユウ
3着 タカラキングダム
4着 ジェイヒーロー
5着 ホクセイタイヨウ
6着 コーワホープ
7着 イワキクロヒョウ
8着 コウシュハメジャー
9着 アカネリュウ
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