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【姫路・白鷺賞】ヒストリーメイカーが重賞初制覇…石川慎将「力を信じて乗るのみでした」

白鷺賞・ヒストリーメイカー (C)兵庫県競馬組合

 2日、姫路競馬場で行われた11R・白鷺賞(重賞・4歳上・ダ2000m)は、石川慎将騎乗の1番人気、ヒストリーメイカー(牡9・佐賀・手島勝利)が勝利。アタマ差の2着に2番人気のジンギ(牡7・兵庫・橋本忠明)、3着にグリードパルフェ(牡7・高知・田中守)が入った。勝ちタイムは2:12.5(良)。

 レースは、3連覇を狙ったジンギを頭差退けて、JRA・地方を通じてヒストリーメイカーが重賞初制覇を果たした。会心の勝利に石川慎将騎手は満面の笑みで「僕自身テン乗りで、ジンギと一緒のレースに乗るのも初めて。馬の力を信じて乗るのみでした。ゴールではジンギがきているのは分かってましたが、抜かれそうな感じはなかったですね。JRAとペースが違うせいか、かなりハミを噛んでました。仕掛け遅れが怖かったので早めに内を突いたんですが、鞍上の指示に素直に反応する乗りやすい馬。どんなレースでもできるのが強みです。今後は自信を持って乗れます」とレースを振り返った。

 管理する手島勝師も肩の荷が下りた様子で「これほどの馬を預けてもらった以上は負けられないと思ってました。勝ったときはホッとしました。外に出せなくても内からスッと抜けたのは能力でしょう。この先の予定は未定ですが、はがくれ大賞典(3月12日・佐賀)になるのでは」とコメントした。

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田中学「何とかしたかった」

白鷺賞 レース写真 (C)兵庫県競馬組合

2着 ジンギ
田中学騎手
「勝ち馬が動いた時にスッと反応できなかった。あのへんでちょっと怪しかったが、最後までしっかり伸びてくれただけに残念。あそこまで追い詰めたら何とかしたかった」

3着 グリードパルフェ
赤岡修次騎手
「ヒストリーメイカー徹底マークで乗りましたが、向こうが動いたタイミングで仕掛けたのに一瞬で離された。あのへんは力の差でしょうね。直線は伸びてるし3着なら走ってます」

4着 エイシンナセル
吉村智洋騎手
「新春賞もですが、今回もよく走ってます。衰えは感じません。ハンデ戦ならチャンスがあるかも」

5着 アワジノサクラ
廣瀬航騎手
「そこそこ流れて乗りやすい展開になりました。ひと脚は使ってるし、掲示板に載れたから良しとしないと」

6着 エイシンダンシャク
大山龍太郎騎手
「中団で振り回される展開になったのが誤算。インが使えてたらもう少し粘れたと思いますが、前走もバテ気味だったし二千は少し長いかも」

8着 メイプルブラザー
鴨宮祥行騎手
「叩いて馬は良くなってました。前へとの指示で出して行ったぶんハミを噛んでしまい、ペースアップに対応できませんでした」

9着 エイシンアンヴァル
永井孝典騎手
「強引に逃げたのは勝ちパターンをイメージして乗ったから。枠も良くなかったし無理して行ったぶん手応えも怪しくて、来られた時には抵抗できませんでした」

10着 シャンパンクーペ
山田義貴騎手
「もう少しやれると思ったんですが、ゲートの出が悪くて流れに乗れず。それにしても走ってません。こんな馬ではないだけに悔やまれます」

11着 ナラ
深澤杏花騎手
「3走前に千九でバタバタになったので距離に不安はあったんですが、意外とスムーズに走ってくれました。ローテはきつくても馬は元気いっぱい。テンは速いので行きたがってましたから」

12着 ユウキラフェール
杉浦健太騎手
「短いところばかり使ってたので馬が戸惑ってました。ここを使って繁殖入り。ラストランを飾りたかったんですが、本来の走りができませんでした」

ヒストリーメイカー 46戦15勝
(牡9・佐賀・手島勝利)
父:エンパイアメーカー
母:チヨノドラゴン
母父:バブルガムフェロー
馬主:岩崎僖澄
生産者:青藍牧場

【全着順】
1着 ヒストリーメイカー
2着 ジンギ
3着 グリードパルフェ
4着 エイシンナセル
5着 アワジノサクラ
6着 エイシンダンシャク
7着 ミスティネイル
8着 メイプルブラザー
9着 エイシンアンヴァル
10着 シャンパンクーペ
11着 ナラ
12着 ユウキラフェール

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