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【ばんえい・天馬賞】サクラヒメが世代の頂点に/渡来「障害下りてからのキレ凄い」

天馬賞・サクラヒメ (C)ばんえい十勝

 1月3日、帯広競馬場で行われたばんえい十勝11R・第16回天馬賞(BG1・5歳オープン・ダ直200m)は、渡来心路騎乗の1番人気、サクラヒメ(牝5・ばんえい・今井茂雅)が快勝。2着に4番人気のミソギホマレ(牝5・ばんえい・坂本東一)、3着に2番人気のオーシャンウイナー(牡5・ばんえい・中島俊博)が入った。勝ちタイムは1:20.7(馬場水分1.5%)。

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 連勝中のサクラヒメが一番人気に応えて世代の頂点に立った。道中は第1障害を勢いよく下りた外オーシャンウイナー、内サクラヒメの人気馬2頭が先行。そこにミソギホマレ、マルホンリョウダイが加わり激しく先頭が入れ替わった。それを見る形で各馬息を入れながらも、バラけた展開で第2障害へ。

 第2障害では各馬じっくりと息を入れサクラヒメが1番手で仕掛けると、マルホンリョウダイ、オーシャンウイナー、ミソギホマレら後続も次々に挑んだが、サクラヒメがすんなりとひと腰でクリア。障害を下りた勢いのまま後続を突き放し1人旅となると、ミソギホマレ、オーシャンウイナーが懸命に猛追、脚色が鈍ることなくセーフティリードを保ったままサクラヒメがそのまま振り切りゴールした。4度目の重賞制覇とともに世代王者の座を輝いた。サクラヒメを管理する今井茂雅調教師は同レース2度目の制覇、騎乗した渡来心路騎手は初制覇。

今井師「改めてすごい馬だと感じた」

天馬賞・サクラヒメ口取り (C)ばんえい十勝

1着 サクラヒメ
渡来心路騎手
「勝ちたいと思っていたレースなので勝てて良かったです。荷物は重いですけど馬場も軽かったし馬の調子も良く、前走より軽そうにひっぱっていたので良かったです。障害を下りた後も馬場が軽かったので止まることはないだろうと思っていました。スピードがあり、スタートの良さと障害を下りてからの切れ味も凄いのでこれからが楽しみです。まだまだ強くなってくれる馬だと思います。これからも応援よろしくお願いします」

今井茂雅調教師
「勝つことが出来てほっとしたというのが正直な気持ちです。体調面に気をつければこの馬は頑張ってくれると思っていました。スタッフ、装蹄師、獣医の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございます。今年の疾風賞ではあそこまでスピード力があると思っていなかったので馬の成長を感じましたし、改めてすごい馬だと感じました。重量の壁など課題はまだまだありますが、もう少しチャレンジしていきたいと思います。寒い中ではありますが、熱いレースをお見せできるよう頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

サクラヒメ 46戦21勝(重賞4勝)
(牝5・ばんえい・今井茂雅)
父:キタノイチオク
母:桜子
母父:ヤエノテンリュウ
馬主:城川悟子
生産者:野澤保子

【全着順】
1着 サクラヒメ
2着 ミソギホマレ
3着 オーシャンウイナー
4着 マルホンリョウダイ
5着 コウシュハハリアー
6着 ネオキングダム
7着 マルモタイショウ
8着 マサタカラ
9着 アバリリサクラ

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