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【園田・新春賞】アキュートガールが重賞初制覇/笹田「チャンスをもらえて良かった」

新春賞・アキュートガール (C)masamasa

 3日、第65回新春賞は笹田知宏騎乗、3番人気のアキュートガールが、2番手から抜け出して重賞初制覇を飾った。勝ち時計は2分2秒6。4歳牝馬による勝利は史上初だった。2着に11歳馬のエイシンナセル、3着にクリノメガミエースが入った。なお、1番人気のタガノウィリアムは10着に敗れた。

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 名門・新子厩舎の新星アキュートガールが兵庫転入後、無傷の5連勝でビッグタイトルをつかんだ。トップハンデ56.5キロを背負った同厩舎のタガノウィリアムがハナを切り、アキュートガールは2番手の外で折り合いをつけると、2周目3角で失速したタガノウィリアムをかわして早くも先頭に立った。そこで内からエイシンナセルが強襲、直線では2頭の競り合いとなったが、手応えに余裕のあるアキュートガールがもうひと伸びを見せて、堂々と先頭で駆け抜けた。

ガッツポーズでゴール

新春賞・アキュートガール (C)兵庫県競馬組合

 笹田騎手は昨年の兵庫ダービー、バウチェイサー以来の重賞制覇に左手で何度もガッツポーズをつくった。「先生から、揉まれない方がいいと聞いていましたが、内からタガノを先行させて自分の形に持ち込むように、そこだけ集中していました。2番手で折り合いを付けることができたし、リラックスして走ることができました。(3角で)吉村騎手に死角をつかれましたが、エンジンをかけるとすんなり反応してくれました。馬の状態もすごく良かったですし、チャンスをもらえて良かったです」と笑顔を見せた。

 新子雅司調教師(44)は16年のアクロマティック以来、7年ぶり2度目の新春賞制覇だった。「新年1発目の重賞を勝つことができたことが大きい。これから牝馬を引っ張っていければ」と胸を張った。

アキュートガール 11戦6勝
(牝4・園田・新子雅司)
父:ワンダーアキュート
母:レジリアンス
母父:シンボリクリスエス
馬主:山口敦広
生産者:城地牧場

【全着順】
1着 アキュートガール
2着 エイシンナセル
3着 クリノメガミエース
4着 コスモバレット
5着 アワジノサクラ
6着 ケンジーフェイス
7着 メイプルブラザー
8着 エイシンダンシャク
9着 クレモナ
10着 タガノウィリアム
11着 エイシンアンヴァル

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