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【ばんえいダービー】キングフェスタが断然の人気に応える/鈴木恵「絶対勝たなきゃいけないと思い挑んだ」
2022/12/29 22:49
29日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえいダービー(BG1・3歳オープン・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の1番人気、キングフェスタ(牡3・ばんえい・小北栄一)が快勝した。2着に3番人気のヘッチャラ(牡3・ばんえい・鈴木邦哉)、3着に2番人気のヤマカツエース(牡3・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは1:23.1(馬場水分2.3%)。
キングフェスタが第一障害から勢いよく先頭に立ち積極的に先行。ヘッチャラ、ダイヤカツヒメが追走するが、キングフェスタが一息入れたところで入れ替わる。それを見る形で各馬ばらけながら第二障害へと進む。第二障害ではヘッチャラが一番手で仕掛け、ツガルノヒロイモノ、ヤマカツエースら後続も続々と仕掛ける。先頭で障害をクリアしたのはヘッチャラ、2番手でヤマカツエース、3番手にキングフェスタが続く。その中でも脚色が目立ったキングフェスタ。駆けるように先頭に躍り出ると最後まで脚色が鈍ることなく2番手以下に大きなリードをつけそのままゴール。ばんえい菊花賞に続き3歳世代二冠を制し、世代王者の座を不動のものとする重賞5勝目を飾った。
キングフェスタを管理する小北栄一調教師は「ばんえいダービー」を初制覇。騎乗した鈴木恵介騎手はセンゴクエースで制した2015年以来の5勝目となる。また、鈴木恵介騎手はこの勝利で金山明彦調教師が騎手時代に記録した最多重賞勝利数87勝を更新する重賞88勝目を飾った。
単勝1.4倍の支持
1着 キングフェスタ
鈴木恵介騎手
「今日はノーハンデだったので、絶対は絶対なんですが絶対勝たなきゃいけないと思いレースに挑みました。時計の出るレースでしたが割り切っていたので、周りを見ながら馬と相談しながらレースを運びました。道中の位置取りは良かったですが馬が障害に着きたくないなと言う感じがありましたがそれでも立て直してくれました。下りてからこれだけ歩ける馬なので障害さえ上がれば慌てることはないと思い騎乗しました。残り30m手前くらいでなんとか勝てるかなと思いました。来年からは古馬とも戦っていけるかなとは思っているので、相談しながら挑んでいきたいと思います。またキングフェスタ共々応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
小北栄一調教師
「このレースを勝つことが出来たので嬉しかったです。今回はノーハンデということもあり自信はありました。どの馬もキングフェスタを目標にして来ていると思っていました。雪が降って馬場が軽くなるとヘッチャラ辺りの馬が出てきそうな気がしていたのでどうなるかと思っていましたが無事レースを終えることが出来て安心しています。この馬は私が予想していた以上にすごいものを持っていると思いました。特に下りてからの脚は素晴らしいです。今日は馬場状態がいつもと違う様子で重そうでしたが、鈴木騎手も先行で行っていたので下りてからのあの脚について来られる馬はいなかったのかなと思います。2歳の時から気性が荒い馬ですが、逆にその荒さが良い方向に行ってくれていると思います。おかげさまで良いお正月を迎えられそうです。キングフェスタは年を明けてもオープン馬として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。年始開催は1月2日から始まるのでぜひ来てください」
キングフェスタ 24戦13勝
(牡3・ばんえい・小北栄一)
父:カネサブラック
母:クインフェスタ
母父:ホクリュウイチ
馬主:廣部武士
生産者:広部武士
【全着順】
1着 キングフェスタ
2着 ヘッチャラ
3着 ヤマカツエース
4着 ヤマノコーネル
5着 ダイヤカツヒメ
6着 クリスタルコルド
7着 トワイチロ
8着 レグルス
9着 ツガルノヒロイモノ
10着 ピュアリーナナセ
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