29日、大井競馬場で行われたG1・東京大賞典は、2番人気のウシュバテソーロが重賞初挑戦で初制覇。今年の4月までは芝レースで走っていた同馬だがダートに転向後、5戦目にして重賞初挑戦、いきなりの頂点に辿り着いた。そして武豊騎乗のノットゥルノは2着、1番人気のメイショウハリオは3着となり、馬券圏内をJRA勢が独占した。

東京大賞典、勝利ジョッキーコメント
1着　ウシュバテソーロ
横山和生騎手
「毎回終いはしっかりと脚を使ってくれるので、今日もその良さを生かしつつ、大井も踏まえての競馬になりましたが、このようにしっかり結果を出してくれて頼もしく思います。ひとまず今回はウシュバテソーロにこうやってG1を獲らせてあげることが出来て本当に嬉しく思います。ポジションはある程度位置は取りに行こうと思っていたので、その辺を馬とちょっとリズム良く、リズムを取りながらの形だったんですけど、ちょっとペースが遅くて多少ちょっとしんどくなりそうな所はあったんですけれども、その辺3コーナー手前からの動きがあったので、逆にそこで人間も馬もちょっと1回冷静になれたので、そこは良かったかなと思います。ちょっと流石に最後は疲れたのかなというような感じでしたけれども、しっかり押し切ってくれたのが、この馬の今の成長力かなと思います。（この1年は）本当に沢山の経験をさせていただいて、ジョッキーとしてもすごく成長出来た1年だと思うので。ただ、色々と来年また頑張りたいなと思うところは沢山あるので、また来年気を引き締めて頑張っていきたいと思います。今年1年本当に色々とありがとうございました。来年も競馬で盛り上げられるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　12月29日、大井9Ｒで行われた第68回東京大賞典（3歳上オープン・G1・ダ2000m・1着賞金＝1億円）は、横山和生騎乗の2番人気、ウシュバテソーロ（牡5・美浦・高木登）が重賞初挑戦でG1初制覇をかざった。勝ちタイムは2分05秒0（良）。

　2着に4番人気のノットゥルノ（牡3・栗東・音無秀孝）、3着に1番人気のメイショウハリオ（牡5・栗東・岡田稲男）が入った。