競馬ニュース 競馬ニュース

【ホープフルS】ムルザバエフ「勝った瞬間はわからなかった」ドゥラエレーデVで大波乱

中央競馬

2022/12/28 20:30

ドゥラエレーデに騎乗したB.ムルザバエフ騎手 (C)競馬のおはなし

 28日、中山競馬場で行われたG1・ホープフルステークスは、短期免許で来日したB.ムルザバエフ騎乗、ドゥラエレーデが激しい追い比べを制してハナ差でV。14番人気の単勝は9060円、三連単246万6010円の払い戻しとなり、大波乱の決着で今年最後のG1が幕を閉じた。

ホープフルS、勝利ジョッキーコメント
1着 ドゥラエレーデ
B.ムルザバエフ騎手
「まずはすごく嬉しいです。ドイツでも初めてG1を勝った時は嬉しかったんですけど、こうやって日本で初めてG1を勝てて非常に嬉しい気持ちです。レースプランは、まずはゲートを上手に出して、内に逃げ馬がいたのでそれを見るというかたちを取りたいと思っていたプランでした。勝った瞬間は分からなかったです。ただ、今日はあんまり乗せてもらっている他のレースが成績がよくなかったので、最後をこういう形で締めくくれて良かったと思っています。調教に乗った時から良い馬だなという印象で、どこが良いって、全てが良い馬だと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12月28日、中山11Rで行われた第39回ホープフルステークス(2歳オープン・牡牝・G1・芝2000m・1着賞金=7000万円)は、B.ムルザバエフ騎乗の14番人気、ドゥラエレーデ(牡2・栗東・池添学)が、ゴール前の大接戦を制した。勝ちタイムは2分01秒5(良)。

 2着に7番人気のトップナイフ(牡2・栗東・昆貢)、3着に6番人気のキングズレイン(牡2・美浦・手塚貴久)が入った。

ホープフルステークスの写真はこちら

ムルザバエフが勝利に導く

ホープフルステークスは、ドゥラエレーデがトップナイフとの大接戦を制した

 完全に並んだゴール前だった。内はベテラン横山典弘騎乗のトップナイフ、外から短期免許で来日しているB.ムルザバエフ騎乗のドゥラエレーデが激しく迫っての追い比べ。際どく並んだ写真判定は、僅かハナ差でドゥラエレーデに軍配が上がった。

今村聖奈、スカパラダイスは18着

今村聖奈騎手騎乗のスカパラダイス

 また、G1初騎乗となったルーキー今村聖奈騎手は18着、JRA平地G1完全制覇がかかっていた武豊騎手は8着に敗れた。

 ホープフルステークスを勝ったドゥラエレーデは、父ドゥラメンテ、母マルケッサ、母の父オルフェーヴルという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)スリーエイチレーシング。通算成績は5戦2勝。重賞は初勝利。鞍上のB.ムルザバエフ騎手、管理する池添学調教師は同レース初勝利。

【全着順】
1着 ドゥラエレーデ B.ムルザバエフ
2着 トップナイフ 横山典弘
3着 キングズレイン C.ルメール
4着 ファントムシーフ 福永祐一
5着 ミッキーカプチーノ 戸崎圭太
6着 セブンマジシャン C.デムーロ
7着 ハーツコンチェルト 松山弘平
8着 セレンディピティ 武豊
9着 シーウィザード 浜中俊
10着 ジェイパームス D.イーガン
11着 グリューネグリーン M.デムーロ
12着 ヴェルテンベルク 横山武史
13着 ボーンイングランデ 斎藤新
14着 ジュンツバメガエシ 石川裕紀人
15着 フェイト 坂井瑠星
16着 ガストリック 三浦皇成
17着 モンドプリューム 横山和生
18着 スカパラダイス 今村聖奈

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください