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【兵庫ゴールドトロフィー】幸「まだまだやれる」ラプタスが貫禄の勝利

兵庫GT・ラプタス (C)兵庫県競馬組合

 4番人気のラプタスが道中5番手から直線で抜け出し、3回目の挑戦で初制覇を果たした。2着は直線で外を伸びた1番人気のシャマル、3着にはさらに外から追い込んだ5番人気のサクセスエナジーが続いてJRA勢が上位独占した。2番人気の地元馬イグナイターは4角2番手だったが、直線で失速して5着に終わった。

 ラプタスが三度目の正直で兵庫ゴールドトロフィーを制覇した。「なかなか手が届かなかったので良かった」と幸。2020年が3着、21年は2着。いずれも4角2番手から抜け出せなかったが、22年は雪辱を果たした。

 逃げるオーロラテソーロをラプタスは5番手で追走。「ハナに行きたかった。自分の形とは違ったが、手応えが良くて、馬に助けられた」と鞍上。4角で3番手まで浮上すると、「よく割ってくれた」と前を行くオーロラテソーロ、イグナイターをさばいて間を抜け出した。

 2走前の韓国遠征後はカイバが落ちていた。「きょうの輸送もギリギリの状態」と松永晴助手。それでも「返し馬は最近で一番良かった」と幸。来年は7歳を迎えるが、「きょうの感じなら、まだまだやれる」と鞍上は相棒の可能性を確信していた。

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田中学「4角で苦しくなって…」

 一方で、地方馬の初制覇に挑んだイグナイターは5着に敗れた。4角2番手までは好展開だったが、直線に入ると動きが止まった。「1角でゴチャついても自信を持って乗っていた。4角で苦しくなって外へ行きたがった。元々、そういうところがある」と田中学。この日の馬体重は23キロ増。「太かったかな。これまでと違って輸送のない分が…」。万全の状態ではなかったようだ。

【全着順】
1着 ラプタス
2着 シャマル
3着 サクセスエナジー
4着 オーロラテソーロ
5着 イグナイター
6着 ハナブサ
7着 イルティモーネ
8着 オヌシナニモノ
9着 ミスティネイル
10着 クレールアドレ
11着 マイネルサーパス
12着 ナラ

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