11日、中山競馬場で行われたG3・カペラステークスは、2番人気で福永祐一騎乗のリメイクが重賞初制覇を飾った。直線では大外から目の覚めるような差し脚を繰り出し、ライバルを一蹴した。

カペラステークス、勝利ジョッキーコメント
1着　リメイク
福永祐一騎手
「今日は流れも速くなると思いましたし、こういう形でレースをしてみたいなと思っていましたので、期待通りの走りを見せてくれました。思ったより前と離れたなと思いましたけど、この馬自身のリズムの中では走れていましたので、無理に付いて行くことはせず、3コーナー過ぎくらいから徐々に進出して、最後は外に出すというプラン通りの競馬が出来ました。手応えも良かったですし、最後の伸びも期待通りでした。この馬自身、今でこそ何でも出来る馬になっていますけど、最初からそういった馬ではなかった中で牧場・厩舎と連携して、それを競馬に繋げて、一戦一戦良い形で馬が成長してきてくれましたので、今日はこういう脚も使えるというところを見せてくれました。先行も出来ますし、ペースにあわせて何でも出来る馬になったと思います。（13年連続）100勝に関しては13年連続がかかっているみたいなので、そこは達成したいなと思っていますね。来年2月いっぱいまでなのでね。でも今日みたいな走りをしてくれると乗っていて名残惜しくもありますけど、それでも3月まではジョッキーなので、しっかりと与えられた騎乗依頼を全力で良い結果を導けるように頑張っていきたいと思います。反響は大きかったですし、多くの方にまだ勿体ないというお声掛けもいただきましたし、そういった中で次の決断が出来るということを非常に幸せなことだなと思っていました。気持ちはもうそっちに行っているんだろうと言われる人もいたので、今日こうやって勝つことが出来て、僕はまだまだやっぱり今騎手免許を持っているJRAのジョッキーなので、あくまでもここを最優先に今まで通り全力を尽くして職務を全うしたいなと思っています」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　11日、中山競馬場で行われた11R・カペラステークス（G3・3歳上オープン・ダ1200m）は、福永祐一騎乗の2番人気、リメイク（牡3・栗東・新谷功一）が快勝した。4馬身差の2着に1番人気のリュウノユキナ（牡7・美浦・小野次郎）、3着にジャスティン（牡6・栗東・矢作芳人）が入った。勝ちタイムは1:08.9（良）。

　3番人気で田辺裕信騎乗、アティード（牡4・美浦・加藤士津八）は、9着敗退。

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