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今井千尋「手が震えた」ばんえい競馬 新人騎手初騎乗
2022/12/10 22:28
10日、ばんえい競馬(帯広競馬場)で新人騎手3名がデビュー。史上4人目、現役2人目の女性騎手として注目されている今井千尋騎手は8頭立ての6着に終わった。39歳の新人・小野木隆幸騎手、中村太陽騎手もデビューし、以下のようにコメントした。
ばんえい競馬、新人騎手デビュー
・今井千尋騎手
第1R「健太郎☆久美子 祝ご結婚C1-5」
カタミミ 6着
今井千尋騎手コメント
「前日にレースの夢を見てしまうくらいとても緊張しました。レースが始まる前は先行を取ろうと思っていましたが、いざレースが始まると手が震えてスタートが遅れてしまいました。道中は手綱が絡まり蛇行することに気を取られてなかなか思うように進めませんでした。普段、馬を扱う時とは全く違うと感じました。障害が上手な馬なので上手く上がってくれたことが良かったです。鈴木調教師からは「楽しんで乗っておいで」と言われましたし、父である今井調教師からも「緊張しすぎないように頑張れ。」と言われました。今日はたくさんの反省点がありますが、これから一つ一つの騎乗を大切にして学んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします」
・小野木隆幸騎手
第8R「協賛名考えるの忘れたっ杯A2-2」
リュウセイペガサス 9着
小野木隆幸騎手コメント
「あっという間でした。展開的に息を入れる余裕はないと思いましたし障害も上がれる馬なので、作戦的な事よりもまずは真っすぐに走ろうと思いました。ゲートに入ると緊張感がピークに達して頭が真っ白になりましたがレースが始まってからは少し冷静になりました。レース中に手綱が絡まるなど練習走路で走った時と比べて動きが全く違い、課題の多いレースだったと思います。騎手としての実感はまだありませんが、今後初勝利を取った時に実感するかもしれません。騎乗させくれた久田調教師は「騎乗してみて良ければまたお願いする」と言ってくれました。どんなレースでも勝ちたいので、まずは先輩騎手に少しでも追いつき阿部騎手のような騎手を目指したいです。頑張りますので皆さん応援よろしくお願いいたします」
・中村太陽騎手
第3R「井上航輔25歳生誕記念杯2歳C-1」
ヤマサンレジーナ 9着
中村太陽騎手コメント
「松井調教師からはスタートの勢いは良いし障害もしっかり上がる馬だけど、下りてからばててしまうことがあるというアドバイスがあったので意識して騎乗しました。思い描いていたよりも実際のレースは難しかったです。流れが速くついていくのに必死でした。焦りもありこの馬のペースで気分良く行かせてあげることが出来なかったので、もう少し落ち着いてレース運びが出来れば良かったと思います。障害では馬がとても頑張ってくれましたのでしっかり上がることが出来ました。レース中に先輩騎手や周りの様子を見て改めて騎手になったということを実感しました。デビュー戦で貴重な経験をさせてくれた調教師をはじめ、応援してくれた関係者の方々にはとても感謝していますし、今日のレースで感じたことや課題を次へ活かしていこうと思います」
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