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【兵庫ジュニアグランプリ】伊藤師「距離伸びても大丈夫」オマツリオトコが重賞初V

兵庫ジュニアグランプリ・オマツリオトコ (C)兵庫県競馬組合

 2番人気オマツリオトコが好位3番手から差し切って重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分29秒0。横山武史騎手は兵庫でダートグレード初騎乗初制覇。伊藤圭三調教師は17年ハヤブサマカオー以来、2度目の制覇だった。なお、1番人気のトレドは1角で競走を中止した。

 末脚が身上のオマツリオトコの持ち味が存分に発揮された。1角までに砂の深い内から外へ切り替え、道中は好位の外3番手からレースを進めた。先行したスペシャルエックスとエコロアイを射程圏に捉えつつ、スパートを開始したのは3角過ぎ。抜群の手応えで4角までに先行2頭を一気にかわし去ると、直線はひとり旅でタイトルを手にした。

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横山武史騎手絶賛

横山武史騎手 (C)Yushi Machida

 「スタートがあまり得意な馬ではないので、そこは気をつけた。ゲートの中ではそわそわしていたが、新馬戦や2戦目に比べると出るようになっていたので、スタッフに感謝したいです。(道中は)内の砂が重たそうなので、インコースにこだわらず、砂を被らない外を回ってもいいかなと思いました。3角では勝てるかなという手応えがありました。新馬戦からさらに良くなっていたし、まだまだ子どもですが、賢くて強い馬です」と横山武騎手は絶賛した。次走は川崎の全日本2歳優駿(Jpn1、1600m、12月14日)を予定しており、伊藤圭師は「距離は延びても大丈夫だと思います」と話した。

 また、2、3着には門別の2頭が入った。逃げ粘って2着だったスペシャルエックスの田中騎手は「砂を被るとイヤイヤすると聞いていたのでゲートが出れば逃げたいと思ったが、ハミを取っていなかったし、前ばっかり見ていたので2、3番手に控えてもいいのかなという感じだった。思いのほかいいペースで運べたし、能力はあると思います」、中団から3着まで追い上げたデステージョの吉村騎手は「返し馬も大人しいし、駐立もよく賢い馬でした。行こうと思えば行けたけど、ある程度行く馬もいるので、出たなりで上がりを伸ばしてきた。距離が延びてもいいし、今後活躍しそうです」とそれぞれ話した。

【全着順】
1着 オマツリオトコ
2着 スペシャルエックス
3着 デステージョ
4着 マルカラピッド
5着 エコロアイ
6着 ラブミーモナコ
7着 ジンステージ
8着 ジョイブラック
9着 バウアーズ
10着 スターキー
11着 ジョウショートニー
競走中止 トレド 

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