競馬ニュース 競馬ニュース

【西内荘コラム】ジェニアルが四肢接着で出走

過去の記事

2018/5/12 13:11

NHKマイルCを勝ったケイアイノーテックは昨年の新馬勝ち第一号という経歴をもつ馬。G1勝利を手にした大きな要因に「気性面」の成長はあって、レース当日も装鞍所に行くまでいかに体力温存できるかが重要でした。あの日に限ってか?馬房で落ち着いていたので、ホッとしたのと同時にニンマリの心境。ポテンシャルの高さ通りに素晴らしい末脚で、現場観戦だった私もゴール前では思わず声がでました。装蹄担当馬は他に3着のレッドヴェイロンもいたのでうれしかったです。

今週のG1はアドマイヤリード、レッドアヴァンセ、ワントゥワンが担当馬。レッドアヴァンセはNHKマイルC3着だったレッドヴェイロンの姉で、かつてハイテンション気味でしたが気性面の成長がうかがえます。以前は蹄にも無理な力が加わりボロボロになりやすく、それをカバーすべく接着装蹄を選択するにも、長めに脚を固定するのでこういった気性には負担が大きいのも事実。それが前述したように気性面が成長したことにより、現在はひと皮むけました。接着装蹄も今なら可能だけど、蹄質が良くなったことから通常のクギで装蹄です。

ひとくちに接着装蹄といっても四肢すべての接着はまれで、かつての名馬でいえばディープインパクトやウォッカがそうでした。あすの東京8Rのジェニアルが四肢接着で出走。見た目は父のディープ似で、左前肢以外が蹄が白いところも同じです。今後、飛躍する素材なので覚えておいてください。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください