直前の大雨もあったのか、厳しいコンディションを強いられ本来の走りを発揮することは出来なかった。フォルスストレートの付近では早くも手応え劣勢で後退。最後は流れ込むのが精一杯だった。

19着　ドウデュース
武豊騎手
「残念でした。ドウデュースの走りが全く出来ませんでした。馬の状態はすごく良く感じたんですけども、あそこまで走れないとは想像してなかったです。結果的には（直前の雨の）影響はあったと思いますけども、勝った馬はこの中で勝っているわけですからそれは言い訳にはならないですね。それが競馬ですし、このレースはそういう馬場にほとんどなりますから…当日の雨はもう1時間ズレていればとは思いました。思っていたほど進んでいかなくて、ちょっと後ろになったんですが、その後も進んでいかないというか、自分から走る感じはなかったです。下りに入ったところから馬群についていけなくなりました。まだ3歳で今回は厳しい戦いになりましたが、本来の走りが出来れば世界で戦える馬だと思います」

　レース結果、詳細は下記のとおり。

　2日、パリロンシャン競馬場で行われた、第101回・凱旋門賞（G1・3歳上牡牝・芝2400m）で、2番人気のL.モリス騎乗、アルピニスタ（牝5・英・M.プレスコット）が勝利した。2着にヴァデニ（牡3・仏・JC.ルジェ）、3着にトルカータータッソ（牡5・独・M.ヴァイス）が入った。勝ちタイムは2:35.71（重）。

　日本から参戦したタイトルホルダー（牡4・美浦・栗田徹）は11着、ドウデュース（牡3・栗東・友道康夫）は19着、ステイフーリッシュ（牡7・栗東・矢作芳人）は14着、ディープボンド（牡5・栗東・大久保龍志）は18着敗退。

【凱旋門賞】横山和「止まっている感じはない」タイトルホルダーは11着