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【凱旋門賞】ロンシャン競馬場の直線を歩いてみた

海外競馬

2022/9/29 19:00

ロンシャン競馬場 (C)Hiroki Homma

 パリロンシャン競馬場で10月2日(日)に行われる第101回凱旋門賞。今年は日本馬が4頭(タイトルホルダー、ドウデュース、ステイフーリッシュ、ディープボンド)が参戦し、日本勢の悲願の初制覇に期待がかかる。そして、毎年日本馬の敗因に必ずと言っていいほど挙げられる「馬場」。28日の午後に直線約500m、フォルスストレートは約300mあるロンシャンの馬場を少し歩かせてもらった。

 馬場について説明をしてくれたのは、パリロンシャン競馬場マネージャーのシャルル・ド・コルドン氏。「先週から排水について気を使っている。今日(28日)は芝を刈りました。ローラーをかけて平らな状態にする予定です。金曜も晴れ予報なのでもう一度芝を刈る予定」とのこと。今日の時点では重馬場ということで、常に馬場状態をチェックして良いコンディションが保たれている。歩いてみた印象はあくまで私見だが「芝丈は少し短いのかな…」という印象で、靴が大きく汚れるほどではなかったが、降ったり止んだりの雨の影響で重馬場。

【写真】ロンシャン競馬場

28日の時点では重馬場

シャルル・ド・コルドン氏 (C)Hiroki Homma

 さらに同氏は馬場の特徴を説明してくれた。「ロンシャンの開催は年33日あるのですが、凱旋門賞に使う内ラチ沿いは年間3回しかレースで使っておらずコースを守っています。ロンシャンは重めのまとわりつくような芝が特徴。フランスの中でも芝の育成が1番難しいコース。コース全体の中でも雨の降り方が違い、三か所に降雨計をつけて測っています。土の中の水分なども調べています」フォルスストレートのあたりは土壌が粘土質で、あまり水を撒かないように気を配っているなど、ボコボコになりにくい馬場を目指して、コンディションを保つための気苦労を話してくれた。

 凱旋門賞まであと3日。日本勢にとってこれ以上の雨はプラスとは言えそうにないが、週末の天気、馬場状態にも注視して、日本勢の好走に期待したい。

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