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【凱旋門賞】ディープボンド 川田将雅騎手「日本において重要なレース」
2022/9/29 06:37
第101回凱旋門賞(10月2日・パリロンシャン競馬場・G1・芝2400m)に2年連続での出走となるディープボンド(牡5・栗東・大久保龍志)は28日、エーグル調教場の芝周回コースで川田将雅騎手が跨り最終追い切りを行った。調教後、同馬の追い切りに騎乗した川田将雅騎手が取材に応じた。
―最終追い切りの前、またがった時の雰囲気は
川田騎手「とても穏やかに、いい雰囲気でその時間まで過ごせていたんじゃないかなと思います」
ー大久保調教師からは
川田騎手「終いはある程度、動かしといてほしいということだったので、全体をそういうふうに考えながら、終いのいい動きができるように、レースにつながる動きができるようにということをメインに。(エントシャイデンの)真後ろをついていきながら、オーバーワークにならないように2頭寄り添う形で進んでいきました」
―実際手応えは
川田騎手「とてもいい内容で走ることが出来ていましたし、順調にここまで来られているのを実感できる内容だったと思います」
―レースでの騎乗は初めてですが馬に対してのイメージは
川田騎手「とてもしぶとく、自分の力を最後まで出し切ろうと頑張る馬だなと印象を持っていました。乗ってからも感じたのは、とても賢く、それが競馬に生きるタイプだなと感じています」
―日本のファンへ
川田騎手「今年は4頭で凱旋門賞にチャレンジしにきていますので、その中でもディープボンドに乗せていただきますので、一番いい結果が得られるように過ごしていますから、遅い時間ですけど、楽しみに待ってもらえればいいなと思います。残りの時間もしっかり準備していきたいと思います」
―ヨーロッパのレースから学んだことは
川田騎手「たくさんありますね。ヨーロッパのトップジョッキーが日本に来て、ともにレースに乗りながら、彼らが日本で乗る姿とヨーロッパでの違いも体感できますし、ヨーロッパにおいて何が必要なのかということも僕なりに理解しているつもりですし。ジョッキーとしてフランス、イギリス、それ以外もいろんな国で乗せてもらえるというのはとても貴重な経験だと思っています」
日本において重要なレース
ーたくさんの国際レースを勝っているが凱旋門賞は特別な位置か
川田騎手「幼い頃より凱旋門賞とブリーダーズカップは特別なものだと父から教わって育った中で、昨年ブリーダーズカップは勝たせていただきまして、この凱旋門賞においては、日本においてこの数年、重要なレースになってますので日本競馬界にとっても、日本のファンにとっても、個人的にもとても大事なレースだと思っています」
ーキャリアの中での転換期は
川田騎手「一番大きな転換期とすれば13年に初めてフランスに1カ月滞在したことだと思います。まったく結果を残すことはできなかったですけど、その1カ月を過ごしたことで次の年から凱旋門賞に参加することが出来るようになりましたので、そこからいろんな国に行かせていただいて、いろんなレースを乗せていただく中で今回、4度目の凱旋門賞なので本当に経験の積み重ねでここにいさせてもらえていると思います」
ー日本のジョッキーにとって国際レースに参戦することは重要か
川田騎手「もちろんそうですね。日本の馬がこれだけ世界レベルにあることを証明している中で、その背中の上に日本の騎手が乗ってともに戦いにいくということが非常に望ましい形だと思っています。日本の騎手も世界レベルであることを証明する大事な機会だと思っています」
ータイトルホルダーに対するライバル意識は
川田騎手「今回日本から来ている馬の中で一番実績を持った馬はタイトルホルダーだと思いますし、実際その馬に勝てずに来ているという事実はありますけれども、タイトルホルダーだけを意識するわけではなく、この馬自身(昨年)フォワ賞を勝っていますし、その経験というものが今年も生きてくるだろうと思いますので、この馬ができるいい競馬をすれば、結果がついてきてくれると思います」
川田騎手勝負けにこだわらす楽しんで来てくださいね。日本から応援してますね。無事に走りますように
2022.9.29 丸山