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【マーキュリーC】斉藤崇師「偉大な姉に少しでも近づけたかな」レース後関係者コメント
2022/7/19 06:10
18日、盛岡競馬場で行われた交流G3・マーキュリーカップは、バーデンヴァイラーがゴール寸前で先頭に立ち、先に抜け出したテリオスベルとの接戦を制し、交流重賞初制覇を飾った。
マーキュリーカップ、勝利ジョッキーコメント
1着 バーデンヴァイラー
福永祐一騎手
「よく勝ちきってくれたなと思います。馬がよく頑張ってくれました。栗東トレセンの方で調教は2週続けて跨っていたので、今回調子がすごく良かったので、輸送さえ上手にクリアしてくれればと思っていましたけども、プラス体重で出走することが出来ましたのでコンディションは良かったと思います。今まで連勝してきた時は逃げるか2番手という形で連勝してきた馬なんですけれども、こういうちょっと揉まれるというか、砂を被ったりという経験もあまりしてこなかった馬なので、今日に関しては先行馬が揃っていましたし、ペースも速くなりそうだったので、調教師・オーナーと相談して、少し控える形で競馬を覚えてもらうというのを主眼においてレースを心掛けました。(思っていた通りにレースは出来たということでしょうか?)そうですね。江田さんの動き以外は(笑)。江田さんがいないなと思っていたら、途中外から行ったのでね。大体イメージ通りでしたけど、ただ2着馬が非常に4コーナーを回っても離していったので、これは付いて行かないとマズイなということで、イメージよりは早めに追いかけていきました。最後まで分からなかったですね。2着馬も相当しぶとかったので、なかなか減速しなかったので。バーデンヴァイラー自身はしっかりと一完歩ずつ伸びてはいってくれたんですけど、相手が止まらなかったので、最後まで分からなかったですけど、しっかり勝ちきってくれました。1着と2着とでは随分違うので非常に大きな1勝だったと思います。まだまだ良化の余地を残した馬なので、今日もこういう上手な競馬が出来ましたし、今後選択肢もかなり増えましたので、益々活躍してくれるんじゃないかなと期待しています。沢山の方に応援していただいて、ありがとうございます。恐らくこの馬はこれからもっともっと大きな舞台にチャレンジしていく馬だと思いますので、引き続き応援してあげてください。今日はありがとうございました」
斉藤崇史調教師
「前回(アンタレスステークス)大敗しましたが、馬体重が減っていましたから立て直すことを重点に置きました。使うレースも決めていませんでしたが、状態が戻ってきた時にちょうど良かったのがマーキュリーカップでした。地方ダートを使うのはお姉さん(マルシュロレーヌ)も活躍していましたから、躊躇はありませんでした。道中は1コーナーで内に入り、向こう正面では外から被せられて(バーデンヴァイラーに)苦手なシチュエーションがありましたが、克服してくれました。ブリーダーズカップ・ディスタフ(デルマー競馬場)を勝った偉大な姉に少しでも近づけたかな、と思います。次走については勝ったばかりなので白紙です。馬とオーナーさんと相談の上、ゆっくり決めたいと思っています」
2着 テリオスベル
江田照男騎手
「いつもは砂を被ると競馬になりませんが、今日は砂を被っても進んで行きました。馬の成長や慣れを感じています。盛岡コースも全然問題ありませんでした」
3着 ヴァケーション
村上忍騎手
「今日は馬の気合乗りもよく、いい状態で厩舎が送り出してくれたことを感じました。1枠だったので、内々を追走し、脚をためられればと思っていました。前2頭には離されましたが、よく頑張ってくれたと思います」
4着 ケイアイパープル
山本政聡騎手
「馬の能力が高いと感じており、今日は積極的な競馬をしようと思っていました。道中、まくられたときに反応しきれませんでした。そこで後手を踏んだことにより、その後は気分よく進めさせることができませんでした」
5着 ギガキング
和田譲治騎手
「スタートで狭くなり、位置取りが思ったよりも後ろになりました。道中の感じはよかったのですが、向正面でまた狭くなりブレーキがかかりました。3~4コーナーからは、自らハミを取って上がり、直線もしっかり伸びました。盛岡は相性が良いので、一発を狙っていましたが…」
レース結果、詳細は下記のとおり。
18日、盛岡競馬場で行われた12R・マーキュリーカップ(Jpn3・3歳上オープン・ダ2000m)は、福永祐一騎乗の2番人気、バーデンヴァイラー(牡4・栗東・斉藤崇史)が勝利した。クビ差の2着にテリオスベル(牝5・美浦・田島俊明)、3着にヴァケーション(牡5・岩手・村上忍)が入った。勝ちタイムは2:02.5(稍重)。
1番人気で山本政聡騎乗、ケイアイパープル(牡6・栗東・村山明)は4着、3番人気で森泰斗騎乗、ノーヴァレンダ(牡6・川崎・内田勝義)は8着敗退。
ゴール前は激戦
2番人気に支持された福永祐一騎乗、バーデンヴァイラーが交流重賞初制覇を飾った。道中は先行争いを見ながら中団外目の位置から前を伺う展開に。3コーナー過ぎから早めの競馬でまくり気味にテリオスベルが先頭に立つと、後続を突き放しにかかり押し切るかと思われたが、バーデンヴァイラーも諦めずに猛追。直線で一完歩づつ詰め寄り、ゴール寸前でクビ差交わした。
バーデンヴァイラー 10戦6勝
(牡4・栗東・斉藤崇史)
父:ドゥラメンテ
母:ヴィートマルシェ
母父:フレンチデピュティ
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
【全着順】
1着 バーデンヴァイラー
2着 テリオスベル
3着 ヴァケーション
4着 ケイアイパープル
5着 ギガキング
6着 エルデュクラージュ
7着 メイショウフンジン
8着 ノーヴァレンダ
9着 レールガン
10着 サトノディード
11着 マイネルアストリア
12着 メイショウカズサ
13着 サンレイファイト
14着 ユアマイラブ
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