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【高松宮記念】横山武「手応えがなかった」レース後ジョッキーコメント
2022/3/28 06:07
27日、中京競馬場で行われたG1・高松宮記念は、8番人気の伏兵ナランフレグが混戦から抜け出し快勝。3連単278万4560円の払い戻しで大波乱の決着となった。
高松宮記念、レース後ジョッキーコメント
1着 ナランフレグ
丸田恭介騎手
「最後直線空いて抜けてきた時は本当に嬉しかったです。僕自身は嬉しかったんですけど、ファンの人からもっと喜んでいいって声かけてもらって、大きくガッツポーズしました。全体的に湿ったような状態の中での競馬でしたから、この馬自身そんなにこういう馬場を経験したことがなかったんですけれども、しっかりこなしてくれました。(スタートから道中少し後ろ目だったことは)いつものことなので、馬のリズムだけを考えてポジション取りをしていました。(最後の直線は馬群の中から捌きましたね?)阪神でオープン特別を勝たせていただいた時もこういう形でこなしてくれていたのがあったので、自信を持ってインコースを行きました。(宗像厩舎にとっても初勝利を届けることが出来たことについて)先生にはとてもお世話になりっぱなしで何か一つでもと思っていたので、こういう大きな舞台で恩返し出来たと思うととても幸せです。有り難いです。これからもナランフレグと頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
2着 ロータスランド
岩田望来騎手
「馬場や枠にも恵まれましたが、マイル戦でも短いかなという感じなので、対応してくれたのはセンスだと思います。今後はG1で上位を狙っていきたいです」
3着 キルロード
菊沢一樹騎手
「条件が揃っていたので、落ち着いて乗ればと思っていました。良い位置でレースが出来たし、頑張ってくれました。悔しいですが良い経験がさせて戴いて感謝したいです」
4着 トゥラヴェスーラ
鮫島克駿騎手
「今のトラックバイアスを考えてインに潜り込むことを考えていました。馬は良く頑張ってくれました」
池添謙「内有利の馬場」
5着 メイケイエール
池添謙一騎手
「内有利の馬場で、外から伸びたのはこの馬だけです。力負けではないと思いますし、G1を取れる馬だと思います」
6着 レシステンシア
横山武史騎手
「何故負けたんだろう?という感じです。道中もスムーズでしたが、直線手応えがありませんでした。海外帰りということもあるのでしょうか…」
9着 サンライズオネスト
武豊騎手
「思っていたレースは出来ました」
12着 グレナディアガーズ
福永祐一騎手
「外差し馬場ではなかったです。スタートから馬の雰囲気は良かったのですが、直線では一瞬伸びて止まってしまいました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
3月27日、中京11Rで行われた第52回高松宮記念(4歳上オープン・G1・芝1200m・18頭立て・1着賞金=1億7000万円)は、丸田恭介騎乗の8番人気、ナランフレグ(牡6歳・美浦・宗像義忠)がゴール前の大混戦から抜け出して勝利した。勝ちタイムは1分8秒3(重)。
2着に5番人気のロータスランド(牝5・栗東・辻野泰之)、3着に17番人気のキルロード(せん7・美浦・田村康仁)が入った。
ゴール前は大混戦
ゴール前は5着までクビ、ハナ、クビ、クビと大混戦で、どの馬が勝ってもおかしくはなかった。ナランフレグは中団で末脚を温存して、ロスなく内々を通って直線へ向くと、狭い隙間を上手く捌いて抜け出し混戦を断ち切った。
高松宮記念を勝ったナランフレグは、父ゴールドアリュール、母ケリーズビューティ、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道沙流郡・坂戸節子の生産馬で、馬主は村木克成氏。通算成績は29戦6勝。重賞は初制覇。鞍上の丸田恭介騎手、管理する宗像義忠調教師は共に高松宮記念初勝利。
【全着順】
1着 ナランフレグ 丸田恭介
2着 ロータスランド 岩田望来
3着 キルロード 菊沢一樹
4着 トゥラヴェスーラ 鮫島克駿
5着 メイケイエール 池添謙一
6着 レシステンシア 横山武史
7着 シャインガーネット 田辺裕信
8着 エイティーンガール 秋山真一郎
9着 サンライズオネスト 武豊
9着 ファストフォース 柴山雄一
11着 ジャンダルム 荻野極
12着 グレナディアガーズ 福永祐一
13着 ライトオンキュー 横山典弘
14着 ダイアトニック 岩田康誠
15着 サリオス 石橋脩
16着 クリノガウディー 松岡正海
17着 レイハリア 亀田温心
18着 ダイメイフジ 小沢大仁