8日、福島競馬場で行われた10R・天の川賞（3歳上1000万下・ダ1700m）で1番人気、北村宏司騎手騎乗、ワイルドカード（牡4・美浦・木村哲也厩舎）が、2着に9馬身差をつけ快勝した。2着に2番人気のテルペリオン（牡4・栗東・寺島良厩舎）、3着にゴールドフラッド（牡4・美浦・宗像義忠厩舎）。勝ちタイムは1:44.0（重）。

2着のテルペリオンは装蹄師/西内荘担当馬で、競馬のおはなしサイト「装蹄の感触が良かった馬・日曜版」で取り上げた1頭だった。

ストリートセンス産駒のワイルドカードが圧巻の逃げ切りを見せた。内枠であったがすんなりと先手を取り、半馬身程度の差をキープしながら逃げの手を打った。前半から終始スムーズな走りで4角も抜群の手応えで回って来ると、直線圧倒的な一人旅。ラスト100mは流して9馬身差のゴール。勝ちタイムは1:44.0と脚抜きの良い馬場を差し引いてもオープンクラス並みの時計を叩き出した。これで6戦4勝、未だに馬券圏外に負けたことは無く、デビューから3連勝した逸材が遂に開花したか。今後の走りはより楽しみな存在が現れた。