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【日本ダービー】ルメール 「前の馬が止まらなかった」ジョッキー談話
2018/5/28 05:05
日本ダービージョッキー談話は以下の通り
1着 ワグネリアン
福永祐一騎手
「最後はもうただただ気合いだけでしたね。最後の最後は何が何だか分からなかったですけど、1着でゴール出来たっていうのが分かったのでね。本当に初めての気分です。とにかく初めてでしたね。東京競馬場でG1も勝たせてもらったりしていたんですけど、なんか全然違う。なんかフワフワした感じでした。沢山のお客さんが声援で迎えてくれたところからちょっともうそういう状況だったんですけど、なんかこういう気持ちになったのも初めてでしたし、本当にジョッキーになってこういう貴重な経験をさせてもらいました。キングヘイローもそうですし、1番人気のワールドエースだったりエピファネイアだったり色々な有力馬で臨ませていただきましたけど、全部結果を出すことが出来なかったので。このままダービー勝てないんじゃないかと思うこともありましたけど、本当に沢山の人が支えてくれて、家族が支えてくれて、自分を勇気づけてくれたのが今日の勝利に。なによりワグネリアンがね、スタッフの最高の調教に応えてすごくいいコンディションで最後まで一生懸命走ってくれたので、一番なにより馬が応えてくれました。(レースの方でも外枠だったんですが早めに好位につけましたね)あそこじっとしているとポジション悪くなってしまうので、ペース次第でもありましたが、ポジション取りに行って、引っかかる恐れはあったんですけど、上手く後ろにいれることが出来ました。あの時点でかなり行けるんじゃないかという感触はありました。有力馬が2頭内にいたので、内を使われないようにピタリとスペースを与えずに、あとはもう先行馬がずっとしぶとかったので、もうあとは夢中で打ってました。(最後まで分からなかったですか?)分からなかったです。(ダービージョッキーになりました。父・洋一さんにもどんな報告をされますか?)良い報告が出来ると思います。福永家にとっての悲願でしたから。良かったです」
2着 エポカドーロ
戸崎圭太騎手
「馬は本当に良かった。もう少しでしたね。ハナに行くのは先生と話しをして作戦の1つでした。出来ればもう少しペースを落としたかったけど、馬は最後まで頑張ってくれています。距離は問題ないと思います」
3着 コズミックフォース
石橋脩騎手
「ペースが遅くても上手く走っていた。一瞬勝ったかと思った。よく頑張ってくれました」
4着 エタリオウ
H.ボウマン騎手
「スタートが良くなかったので、後ろから行くしかなかった。最後の200mは勝てるかと思いました。内枠なら勝ち負けだったと思う」
5着 ブラストワンピース
池添謙一騎手
「ゲートでガタついてしまって、少し立ち遅れる形になったのが誤算でした。向正面ではリカバリー出来ていい形で進められた。4角では勝ち馬にきっちり回られて行き場を失う形になった。直線も良いところ出せればもうちょっと際どい勝負になったと思う。申し訳ないです」
6着 ダノンプレミアム
川田将雅騎手
「凄くいい状態で挑むことが出来ました。2400mでも我慢して走ってくれて、今日はいっぱいいっぱいで、目一杯の競馬をしてくれました」
7着 ゴーフォザサミット
蛯名正義騎手
「1コーナーで不利を受けた。もう1列前で運びたかった」
8着 ステルヴィオ
C.ルメール
「スローペースで前の馬が止まらなかった。勝ち馬からはそんなに負けていないし、よく走ってくれた」
11着 タイムフライヤー
内田博幸騎手
「リズム良く走ってくれました。伸びきれませんでした」
12着 キタノコマンドール
M.デムーロ騎手
「スタートは良かったけど行き脚がつかなかった。道中(ハミを)噛んでいたので瞬発力がいつもほど発揮出来なかった」
13着 サンリヴァル
浜中俊騎手
「あまりいい競馬が出来なかった。大外枠でお客さんに近く、行き脚がつかなかった」
17着 ジャンダルム
武豊騎手
「心配していた距離が…4角手前でいっぱいいっぱい。今後はマイルくらいの適当距離で活躍して欲しいです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
27日、東京競馬場で行われた10R・日本ダービー(G1・3歳オープン・芝2400m)で5番人気、福永祐一騎手騎乗、ワグネリアン(牡3・栗東・友道康夫厩舎)が、2着に1/2馬身差をつけ快勝した。2着にエポカドーロ(牡3・栗東・藤原英昭厩舎)、3着にコズミックフォース(牡3・美浦・国枝栄厩舎)。勝ちタイムは2:23.6(良)。
1番人気のダノンプレミアム(牡3・栗東・中内田充正厩舎)は6着、2番人気のブラストワンピース(牡3・美浦・大竹正博厩舎)は5着敗退となった。
装蹄師/西内荘担当馬のサンリヴァルは13着となった。
19回目の挑戦にして福永祐一が遂にダービーを手にした。皐月賞を1番人気で7着と破れ、人気を落としていたが福永の完璧な騎乗でワグネリアンを栄光へ導いた。大外からの発走だったが、行き脚をつけて6、7番手の外目につけ、皐月賞馬のエポカドーロがスローに落として引っ張る展開になったが、折り合いも完璧についていつでも前を捕らえられる位置でレースを進めた。4コーナーから直線にかけてタイトに回ってくると、逃げる皐月賞をめがけて追い出された。直線の半ばから横並びの激しい追い比べとなったが、最後の最後にグイっと抜け出し、ワグネリアンを1着に導いた。
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