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【帯広・北見記念】アオノブラックが接戦を制し重賞7勝目を飾る

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2021/11/1 05:20

(C)ばんえい十勝

 31日、帯広競馬場で行われた11R・北見記念(重賞・3歳上オープン・ダ2000m)で2番人気、藤野俊一騎乗、アオノブラック(牡5・ばんえい・金田勇)が勝利した。2着にメジロゴーリキ(牡7・ばんえい・松井浩文)、3着にアアモンドグンシン(せん6・ばんえい・小林長吉)が入った。勝ちタイムは2:34.1(馬場水分1.9%)。

 なお、1番マルミゴウカイは出走取消。1番人気の3番センゴクエースと4番キタノユウジロウは競走中止となっている。

(C)ばんえい十勝

 道中はゆったりとしたペース。メジロゴーリキ、アアモンドグンシン、センゴクエースが先行し、それを追うような形でアオノブラック、そして少し離れた最後方からキタノユウジロウが第2障害まで進んで行った。各馬第2障害手前でじっくりと息を整え、まずアオノブラックが仕掛け、アアモンドグンシン、メジロゴーリキ、センゴクエースが続いた。第2障害で苦戦する馬もいる中、一番手でクリアしたのはメジロゴーリキ、アオノブラックがそれに続いた。残り30mでアオノブラックがメジロゴーリキを交わしてわずかに先頭に立った。メジロゴーリキも食らいつく形で粘ったが、残り10mからアオノブラックがじわじわと突き放し先頭でゴール。5月のばんえい十勝オッズパーク杯以来となる重賞7勝目を飾った。

 アオノブラックを管理する金田勇調教師は「北見記念」を初勝利、騎乗した藤野俊一騎手はニシキダイジンで制した2010年に続いて3度目の勝利となった。

アオノブラック 78戦24勝
(牡5・ばんえい・金田勇)
父:ケンジュオー
母:ノリノメイチャン
母父:アサヒホウザン
馬主:青山修
生産者:川上郡標茶町

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藤野「焦らずにじっくりと調教してきた」

(C)ばんえい十勝

1着 アオノブラック
藤野俊一騎手
「勝てて嬉しいです。「ばんえい十勝オッズパーク杯」を勝利したことでハンデを背負う立場になったり、夏場もバテて調子が悪かったりしたので、焦らずにじっくりと調教してきました。最近涼しくなってきたこともあって、調子は上がってきていました。調教で軽い荷物で走らせて、それがよかったと思いますが、重量が重量なので道中ではこたえる部分もありました。メジロゴーリキも強い馬なので、最後の競り合いも頑張って止まらずにゴールしてくれることを祈っていました。これから寒くなりますが、大きなレースが続きますので、ぜひ競馬場に足を運んでください。よろしくお願いします」

金田勇調教師
「5月の「ばんえい十勝オッズパーク杯」の勝利以降、夏バテもあってなかなか勝つことができずにいましたので、今日は勝ててホッとしています。今まではハンデをもらう立場でしたが、ハンデを背負う立場になったこともあるので、じっくりと稽古をつけてきました。ここ最近、調子が上がってきているのを確かに感じました。今日は第二障害を二腰で超える展開の中でも勝つことができました。これまでは一腰でいけないと勝てないレースがほとんどでしたので、自身の課題が克服できつつあるようにも感じています。今日のレースにメムロボブサップはいませんでしたが、アオノブラックの今の姿があるのは、良いライバルの存在のおかげです。ばんえい競馬を2頭で盛り上げていければ良いですね」