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【外厩】菊花賞

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2021/10/24 12:15

(C)スポニチ

★予想
血統考察で今回は勝負。

◎18オーソクレース
○5レッドジェネシス
▲17ヴィクティファルス
★14ステラヴェローチェ
△8エアサージュ
△7ディープモンスター
△2アサマノイタズラ

◎○▲ 3連単ボックス
◎→○▲★→○▲★△△△
3連単フォーメーション

★阪神3000m傾向
3000mの長丁場なので、当然豊富なスタミナが問われる。道中スローペースで流れて、残り800m位からペースアップする事が多く、後方からの追い込みは決まりにくい。先行策をとって、早め仕掛けからそのまま押し切るのがベスト。

●非常に中波乱傾向の強いコース
●外枠(特に6枠)
枠順では外枠が圧倒的有利で、特に6枠が好成績。
●先行
●ステイゴールド・キングカメハメハ・マンハッタンカフェ、ハーツクライ・ディープインパクト

種牡馬は、ステイゴールド・キングカメハメハ・マンハッタンカフェが勝利を挙げ、ハーツクライ・ディープインパクトが複数回馬券になっている。

●岩田康誠・戸崎圭太

★菊花賞 レース傾向
このレースは、伏兵馬の好走が目立つ、中波乱レースといえ、全馬が未経験の3000mのG1という舞台なので、これまでの実績もさることながら、距離が合う馬の台頭が目立つレースなので、スタミナのある馬を選びたいところ。

人気傾向としては、過去5年。
1番人気は(3.0.1.1)
2番人気は(0.1.0.4)
3番人気は(1.0.0.4)

4番人以下だと、10番人気までが過去5年で馬券に絡んでおり、10番人気は複数回馬券に絡んでいるが、他は1回ずつになっている。人気から手広く狙うのが良いレースといえる。

過去5年の3連単の平均は152,384円。
1番人気が馬券に絡んでも、人気薄が絡んでくる傾向にあるレースで、妙味狙いで良いレースということが、3連単の平均配当からも分かる。

枠番傾向としては、1枠や8枠といった極端な枠の成績はよくありません。ともに過去5年で一度も馬券に絡んでおらず、極端な枠に入った馬は軽視で良い。

他はそれほど極端な有利不利のあるレースではなく、今年は開催が異なるとはいえ長距離レースなので、それほど内外の有利不利は関係ないと考えて良い。

脚質傾向としては、中団差しが4勝を挙げており、差し馬の方が有利である。ただ、率で比べると大差はないので、差し≧先行くらいのニュアンスで良い。

★外厩
■ノーザンファームしがらき
13アリーヴォ
17ヴィクティファルス
6セファーラジエル

■ノーザンファーム天栄
15ヴァイスメテオール
18オーソクレース

■ノーザンファーム空港
8エアサージュ

■吉澤ステーブルWEST
7ディープモンスター
1ワールドリバイバル

■千代田牧場(静内)
9ヴェローチェオロ

■在厩調整
2アサマノイタズラ
16グラティアス
14ステラヴェローチェ
3タイトルホルダー
11ディヴァインラヴ
12ノースザワールド
10モンテディオ
5レッドジェネシス
4ロードトゥフェイム

●消し
1️⃣1ワールドリバイバル
エピファネイア×アグネスタキオン

父はロベルト系エピファネイア。欧州的支えと米国的支えがあり産駒として、全体の母方の構成は欧米バランスが取れており、4代母にはディープの母Wind In Her Hairの文字もエピファネイアにしては珍しく、2走前2着エピファネイア産駒自体重賞での好走が、前走11着というのを挟んだのは印象悪い。

●馬場悪化△3、良なら消
1️⃣2アサマノイタズラ
ヴィクトワールピサ×キングヘイロー

中距離の雨馬場血統。母母父のオペラハウスで多少距離の融通が効くとはいえ、3000mはさすがに長い印象。重賞では前走からの馬場状態替わりで、セントライト記念.スプリングSがまさに。母方は欧州ノーザンダンサー配合で、4代にCrafty Prospectorという米国の速い血も母父キングヘイローは道悪特注にオペラハウス前走良だったので稍重以上に渋れば一考もあり。

●消し
2️⃣3タイトルホルダー
ドゥラメンテ×Motivator

姉が菊花賞でも5着に好走したメロディーレーン。牝系はかなりのスタミナ配合なので距離延長がマイナスになるとは思えないが、これで大きく負けるようであれば、父ドゥラメンテに適性がないということになる。

ドゥラメンテ産駒は、正直掴みどころがない血統のオールスターみたいな配合。同馬はドゥラメンテの一番星である母方は欧州の血が並び、母父Motivatorだが、Gone Westが効いてるのか?割とスピード馬が多いという印象。同馬の半姉がメロディーレーンなんでその直弟なら体力補完のほうかもしれないが2000m近辺ならまだしも…

●消し
2️⃣4ロードトゥフェイム
マツリダゴッホ×ホワイトマズル

マツリダゴッホは中山巧者で有馬記念を勝っているが、なぜか産駒は短距離志向の早熟タイプ。牝系は欧州スタミナタイプなので、長距離も走りそうですが、マツリダゴッホ産駒だけに中山でこそ。

母方ホワイトマズル×マルゼンスキー欧州ノーザンダンサー系の配合であるその奥も欧州血統のSassafrasバランスという意味ではズレ気味。

● ○対抗評価
3️⃣5レッドジェネシス
ディープインパクト×Storm Cat

この配合では外回り1800mのスピード馬場が得意だが、G1主流血統ディープと米国型血統。そして母母父が欧州ノーザンサドラーズウェルズでバランス的には文句なし。

ディープ産駒がよく来る阪神大賞典ではこういうタイプが狙いなのかも。

●消し
3️⃣6セファーラジエル
キズナ×Out of Place

キズナ産駒なのでまずトライアルで負けている時点でそれ以上パフォーマンスを望めない。兄弟にも2歳重賞で活躍した馬が並んでおり、秋の成長は見込めない可能性も。近親にはサウスヴィグラスがいるように3000mへの距離延長もプラスであるとは言えない。母方ががっつりな米国前面配合でちょっと欧州の支えが乏しすぎ。

●△2
4️⃣7ディープモンスター
ディープインパクト×Bellamy Road

欧州的な血を牝系に持ち、パワーがある母父だけに小回りのパワー型ディープの可能性も。G1主流血統ディープと米国型血統で、母母父Dixieland Bandも米国型体力もありそうだが、パワーが強調されノーザンダンサー配合の母方バランス的には同じディープのレッドジェネシスの方が上。

この馬にはここでは敵わないかと思うが、ディープのG1における絶対能力これはここでは大きい血統アドバンテージ。連下2番手へ

●△1
4️⃣8エアサージュ
Point of Entry×エンパイアメーカー

兄のエアアルマスはダート中距離タイプ。父はロベルト系のダイナアフォーマー産駒。現役時代はアメリカでBCターフ2着2400mの芝G1を勝つような馬。

日本での代表産駒が富士Sにも出走するロータスランドで日本の芝適性は高い。流れが狂うと脆さも持っているのは母父エンパイアメーカーの特徴でもあるので、スムーズな競馬ができるかどうか。

血統的には異種で、母方から曾祖母Angelic Songの全弟がSaint Ballado。そのSaint Balladoが母母父で母母母父Gone Westだったのがモズベッロ母方に近しい血が流れていて、他馬と比べても完全異種血統であるだけに良でも今の馬場なら少し注意しとくべきかも。

●消し
5️⃣9ヴェローチェオロ
ゴールドシップ×タイキシャトル

ゴールドシップ産駒なので、京都の菊花賞よりは阪神大賞典と同じ舞台のほうがあいそうです。ただこれまでの一族は地方で走る馬が圧倒的に多く、中央での芝実績のある馬がかなり遠縁のトレンドハンターくらい。芝G1では厳しい。

●消し
5️⃣10モンテディオ
ジャスタウェイ×Tejano Run

お母さんのディオニージアがイタリアオークスの勝ち馬。
ジャスタウェイ産駒はヴェロックスで菊花賞3着もありますし、距離での不安要素はない。血統から瞬発力の要素がほぼなくこういうタイプが先行して粘り込むのかも。

父はジャスタウェイだがその仔はとなるとまだまだ主流でもなくてWild Againを内包することによりパワー注入から体力が削がれて、どっちつかず的な淡泊さが垣間見える。母父Tejano Runはグレイソヴリンであるが米国寄り。母母父Linkage込みで母方は米国の血が前面に、その奥で欧州が支え、一見悪くないがこれならハーツのほうがという気も。

●消し
6️⃣11ディヴァインラヴ
エピファネイア×ディープインパクト

この馬に関してはエピファネイア産駒ということで、長距離適性が際立ったタイプと言えそう。阪神内回り独特のタフな流れになると、ごりごりのスタミナ馬ではないので、スタミナ負けしそう。

2勝クラス⇒いきなりG1になるが、エピファネイア産駒自体、重賞での好走が何度も続くというのが、古き良きRobertoらしさもある気がするところから、いきなりがあっても驚きはしない。ただ、牝馬が大幅マイナス。

●消し
6️⃣12ノースザワールド
ディープインパクト×Giant’ Causeway

ディープ×ストームキャット系配合。G1主流血統ディープと米国型配合と思いきや母父Giant’s CausewayなんでRahyからのBlushing GroomにRobertoが放り込まれ
欧州的要素を増したノーザンダンサー系。

半姉クラヴァシュドール(父ハーツ)でもあるしこちらはディープでよりまとまって跳ねそうにない感。クラヴァシュドールも一気の距離延長オークスで惨敗。

●消し
7️⃣13アリーヴォ
ドゥラメンテ×Harlan’s Holiday

お母さんがダート交流重賞関東オークスを勝っているエスメラルディーナ。芝であれば阪神内回りで一発ありそうな血統ですが、父ドゥラメンテが長距離種牡馬という訳でもないので、2000m前後の荒れた馬場で狙いたいタイプ。

●★特注 4番手評価
7️⃣14ステラヴェローチェ
バゴ×ディープインパクト

バゴからはビッグウィークが菊花賞馬となっており、3000mでも距離の不安はなさそう。牝系からは米国色が強く、京都での菊花賞のほうが持ち味は活かせたかもしれません。ただ、阪神内回りという条件はバゴ産駒にはもってこいの条件だけに、よほどタフでスタミナが削がれる展開にならない限りはここも上位。

父バゴは今やJAPANの体力型種牡馬と言ってもいいほどだし、母父ディープの母方は欧州色強くGrand SlamにKris S.という米国血統の支え。それでも欧州血統のバゴに仕上がり早で完成度の高い牝系素晴らしいバランスの血統構成馬。あまり文句のつけようがないと思われる。

ただ、唯一不安かなと思える点は同じ父であるクロノジェネシスが間隔開けた道悪秋華賞を勝った後に、間隔詰まったエリザベス女王杯を取りこぼした。

それと今回休み明け不良馬場勝ち神戸新聞杯からの菊花賞。間隔詰が被ると言われれば、被る気もする。

●消し
7️⃣15ヴァイスメテオール
キングカメハメハ×キングヘイロー

お母さんのシャトーブランシュはローズS3着、マーメイドS勝ちと阪神では格上の重賞でも好走。

ただ、父・キングカメハメハで、スタミナ的な要素が牝系に補填されておらず、この馬の活躍どころはお母さんと同様の1800~2000mでは。

●消し
8️⃣16グラティアス
ハーツクライ×Lizard Island

姉のレシステンシアはダイワメジャー産駒ということで、短い距離で活躍していますが、こちらはハーツクライ産駒なので、距離が延びても期待はできる。

牝系にはサドラーズウェルズの血も入っており、阪神内回りであれば3000mでも距離は心配なさそう。母はアルゼンチン馬で母父×母母父は欧州ノーザンダンサー配合。欧州的体力と南米なら支えとしてはいい部類。

ハーツクライ×ダンチヒはカテドラル.シャドウディーヴァなど、1600m-2000m。であるならば、配合的にも少し現段階では疑問。

●▲3番手評価
8️⃣17ヴィクティファルス
ハーツクライ×Galileo

シルヴァースカヤの一族で、脚元に不安があるタイプが多く、スピードに耐えれない産駒がこれまでも多くいましたが、この馬も一族なので脚元には不安はありますが、ガリレオがスピードタイプではないので、脚への負担を軽減。

時計がかかるタフな競馬になれば、この馬の一発もありそう。母父ガリレオは欧州ノーザンダンサー系。パワー要素も備え、ハーツ×サドラーズウェルズなら上跳ねがあってもいい。

●◎本命候補
8️⃣18オーソクレース
エピファネイア×ディープインパクト

近親には菊花賞3着のリアファル。エピファネイア産駒では昨年2着アリストテレスがいるように3000mも全く問題なし。

リアファルはパワーとスタミナに特化したタイプだったので、京都の菊花賞では3着に負けましたが阪神内回りはこういうタイプが勝てるコースでお母さんのマリアライトが宝塚記念を勝っているように、阪神内回り実績もある一族。

格上げに怯まずリズム重視で重賞を共に走った同馬のホープフルSもまさにそうであるが、エピファネイア産駒自体は重賞での好走が何度も続くというのが殆どで、前走の内容から言うなら物足りなさはあるが血統的にここでの評価は下がりようがない。