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【セントライト記念】田辺「ビックリしました」アサマノイタズラが重賞初制覇

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2021/9/20 21:50

 20日、中山競馬場で行われた菊花賞トライアルG2・セントライト記念は、9番人気の伏兵アサマノイタズラが豪快な差し切りで勝利。このレースの1着〜3着馬には、菊花賞(10月24日・阪神)への優先出走権が与えられる。

セントライト記念、勝利ジョッキーコメント
1着 アサマノイタズラ
田辺裕信騎手
「正直捉えてくれると思わなくて、馬の能力の高さに驚かされた部分があります。調教も今までしていましたし、先週も乗せてもらいましたし、今まで乗っていた嶋田騎手にも色々話を聞いて出来る限り情報を集めました。本当はここでステップレースで菊花賞に向けてどうやって権利とか、賞金を加算していこうかなということを考えていたんですけど、まさか勝ちきってくれるとは、ちょっとビックリしました。スタート自体は良かったんですけど、意外と行きたい馬が多くて、この馬自身もそれに参加してしまうとムキになってしまうかなと思って、マイペースを守る感じで行きました。あそこまで下げるつもりは無かったんですけど、リラックスして走っていたので特に急かすこともしなく、リズムを守っていました。(最初の1000m60秒5というペースについては?)今中山の馬場は良いですから、とても早いとは思わないですけど、馬が団子で先行集団を追いかけていたので、前段の馬の消耗が激しかったかなとは思います。GOサイン出してからの反応がすごく良くて、正直余裕残しの中の今日だったので、良い形で本番に行けると思います。一線級の相手といつも戦っていた馬なので、いつ勝つチャンスがあってもおかしくない馬だとは思っていましたので、もう一つ大きいところ狙っていきたいです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 20日、中山競馬場で行われた11R・セントライト記念(G2・3歳オープン・芝2200m)で9番人気、田辺裕信騎乗、アサマノイタズラ(牡3・美浦・手塚貴久)が勝利した。クビ差の2着に2番人気のソーヴァリアント(牡3・美浦・大竹正博)、3着にオーソクレース(牡3・美浦・久保田貴士)が入った。勝ちタイムは2:12.3(良)。

 1番人気で横山武史騎乗、タイトルホルダー(牡3・美浦・栗田徹)は13着、3番人気で松山弘平騎乗、グラティアス(牡3・美浦・加藤征弘)は9着敗退。

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9番人気の伏兵

 9番人気に支持された田辺裕信騎乗、アサマノイタズラが直線で豪快な差し脚をみせた。道中はじっくり構えて後方4番手付近から。終始後方から機を伺い、勝負どころでもまだ後方のまま直線へ。上手く大外へ持ち出して差し脚を伸ばすと、ねじ伏せるような力強い走りで先行各馬を差し切った。

アサマノイタズラ 7戦2勝
(牡3・美浦・手塚貴久)
父:ヴィクトワールピサ
母:ハイタッチクイーン
母父:キングヘイロー
馬主:星野壽市
生産者:前野牧場

【全着順】
1着 アサマノイタズラ
2着 ソーヴァリアント
3着 オーソクレース
4着 カレンルシェルブル
5着 ヴィクティファルス
6着 ベルウッドエオ
7着 ルペルカーリア
8着 レッドヴェロシティ
9着 グラティアス
10着 ノースブリッジ
11着 ワールドリバイバル
12着 レインフロムヘヴン
13着 タイトルホルダー
14着 タイムトゥヘヴン